ニック・ヤングがエルボーで退場、スティーブン・アダムスの新たな生贄に
現地19日に行われたオクラホマシティー・サンダー対ロサンゼルス・レイカーズの試合で、ニック・ヤングがフレグラントファウルをコールされ退場処分となった。
第4Q開始直後、ヤングはスクリーンをセットしようとしたサンダーのスティーブン・アダムスと接触。腕でも掴まれていたのか、そのまま少し揉み合った後、苛立った表情でアダムスの喉元にエルボーを放った。
このプレーはイリーガルスクリーンとみなされ、アダムスにオフェンシブファウルが与えられたが、その後審判はヤングの肘をレビューし、フレグラントファウルのタイプ2と判定。試合時間11分を残したまま、スワギーPはロッカーロームへと引き下がることとなった。
試合後ヤングはアダムスについて「狡猾なダーティープレーヤー」と批評。
「アダムスは去年にも同じことを仕掛けてきた。その時もテクニカルファウルを取られた。奴との揉み合いはこれが初めてじゃないよ」
– ニック・ヤング
「所々で体をぶつけてくる。スクリーンをくぐる際に膝を突き出してくるとかそんな感じだ。公にアダムスを批判しようというつもりはない。奴は自分の仕事をこなしているのだろう。今日も俺を退場させ、ちゃんと仕事をこなした。サンダーがアダムスに与えていた任務だ」
– スワギーP
一方のアダムスは、「俺はただスクリーンをセットしただけ。イリーガルスクリーンの判定を受けたが、そうは思わなかった」とコメント。ヤングのエルボーに関しても、「ゆるい肘鉄だった」と笑顔で語った。
まだデビュー2年目のアダムスだが、1シーズンちょっとの間でヤングを含めすでに6選手を退場/出場停止処分へと誘い込んでいる。
▼アダムスの生贄リスト(動画リンク)
ネイト・ロビンソン | 10/15/13 | 退場+罰金 |
ビンス・カーター | 11/16/13 | 退場+1試合出場停止 |
ジョーダン・ハミルトン | 12/17/13 | 退場+1試合出場停止 |
ラリー・サンダース | 1/11/14 | 退場+罰金 |
ザック・ランドルフ | 5/1/14 | 1試合出場停止 |
ニック・ヤング | 12/19/14 | 退場+? |
アダムスのフィジカルなプレーが選手たちを逆上させるのか、それとも相手のメンタルに激しく揺さぶりをかけるようなトリックがあるのか?いずれのケースも、アダムスがヒートアップすることなく落ち着き払っているあたりに彼のタフさを感じる。
今季は他にも、ピストンズのジョシュ・スミスがアダムスの腹部にエルボーを食らわせ、フレグラントファウルを取られている。
参考記事:「ESPN」