ニコラ・ヨキッチがセンス抜群のパス連発で通算40回目のトリプルダブル
現地3月1日にペプシセンターで行われたデンバー・ナゲッツ対トロント・ラプターズの一戦は、ニコラ・ヨキッチの卓越したパスセンスを存分に堪能できる試合だった。
11アシストを記録したこの日のヨキッチで最も印象的だったのは、第4Q中盤に魅せた得意のフルコートパス。ディフェンスリバウンドを片手で掴み取ると、そのままボールを持ち直すことなく、振り返ると同時に前を走るゲリー・ハリスに向けて絶妙なワンハンドパスを放つ。
ヨキッチはこの他にも、ノールックのキックアウトやローポストから逆サイドコーナーへのスリングパスなど、ハイレベルなアシストを次々と披露。11アシストに加えて、23得点/18リバウンドをマークと大活躍し、ナゲッツを133-118での勝利へと牽引した。
ヨキッチにとって、今季12回目、キャリア通算40回目のトリプルダブル達成だ(歴代10位)。
この日のナゲッツは、ヨキッチの23得点とジャマール・マレーの22得点をはじめ、合計で8選手が二桁得点を記録。シーズン成績をウェスト2位のロサンゼルス・クリッパーズと並ぶ41勝19敗とした。
ナゲッツとクリッパーズは今季マッチアップで1勝1敗のイーブン。3月18日に行われる直接対決の勝者がタイブレーカーを手にする。
OGがキャリアハイ
一方で3連敗となったラプターズは、OG・アヌノビーが32得点、7リバウンド、7スティール(キャリアハイ)で大奮闘。サージ・イバカとマーク・ガソルのセンター2選手が負傷離脱していたため、この日のナゲッツとのマッチアップではサイズ不足に悩まされ、インサイドのヨキッチを5選手で取り囲むようなシーンも見られた。
これでラプターズは42勝18敗。首位を独走中のバックスとの差が10ゲームに広がった。
ボックススコア:「NBA」