ニコラ・ヨキッチが通算トリプルダブルで歴代センター2位に
デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが現地19日、本拠地ペプシセンターで行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦で19得点、12アシスト、11リバウンドをマークし、キャリア22回目のトリプルダブルを達成。
通算トリプルダブル数でレイカーズレジェンドのカリーム・アブドゥル・ジャバーを追い抜き、プロ4年目、23歳の若さにして歴代センターポジションの2位に浮上した。
▼30分以下の出場時間でTD
ラッセル・ウェストブルックやジェイムス・ハーデンのおかげで、最近はトリプルダブルに対する感覚がだいぶ麻痺しているかもしれないが、センターポジションの選手がトリプルダブルを記録するのは今でも極めて稀。ヨキッチの他に現役選手の中で複数回のTDを達成しているセンターは、デマーカス・カズンズ(9回)、ジョアキム・ノア(7回)、マーク・ガソル(4回)、ハッサン・ホワイトサイド(4回)、グレッグ・モンロー(2回)、ニコラ・ブーチェビッチ(2回)の6人のみだ。
歴代センターの1位はウィルト・チェンバレンで通算78回。まだまだ先は長いが、今のペースを維持できればいずれ追い抜けるかもしれない。
▼歴代センターのトリプルダブル記録
TD | 出場試合数 | |
ウィルト・チェンバレン | 78回 | 1045 |
ニコラ・ヨキッチ | 22回 | 273 |
カリーム・アブドゥル・ジャバー | 21回 | 1560 |
アキーム・オラジュワン | 14回 | 1238 |
デビッド・ロビンソン | 14回 | 987 |
今季のヨキッチは、45試合で19.6得点、10.0リバウンド、7.7アシストを平均中。センターポジションの選手が、アシストでレブロン・ジェイムス(7.1)を上回っているというのが信じられない。なお、NBA史上でセンターがシーズン平均7アシスト以上を記録したのは、1966-67と1967-68のウィルト(8.6と7.8)のみだ。
キャブス戦に124-102で圧勝したナゲッツは、今季成績をウェスト2位の31勝14敗に更新。1位のウォリアーズとはわずか0.5ゲーム差で、3位のサンダーには4ゲーム差をつけている。
ボックススコア:「NBA」