サンダーが再びレイカーズに大逆転勝利、レブロンは少なくとも1週間の離脱へ
NBAでは現地4日、オクラホマシティ・サンダーとロサンゼルス・レイカーズがステイプルズ・センターで対戦。今季最年少チームのサンダーが107-104で“キング”不在のレイカーズを下した。
サンダーはこれでようやく今季2勝目をゲット(2勝6敗)。どちらの白星も、レイカーズから大逆転劇の末に手に入れたものだ。1週間前の試合では26点ビハインドからカムバック。この日の試合では、前半の19点差をひっくり返した。
第2Q中盤の時点で19点ビハインドを背負っていたサンダーは、前半残り6分を23-8のランでクローズしてハーフタイムで4点差まで接近。試合を接戦に持ち込むと、第4Q残り9分30秒から残り4分50秒にかけて12連続得点をあげて、初めてリードを奪う。
その後試合はリードを奪い合う展開となり、残り時間2分30秒で93-93の同点。そこからお互いにビッグショットを決め合う手に汗握る熱戦が繰り広げられた。
▼ラスト150秒の攻防
まずデイビスのバンクショットでレイカーズが逆転。対するサンダーは8連続得点で応戦し、残り1分18秒で6点リードという圧倒的有利な状況に立つ。
ピンチに立たされたレイカーズは、新人オースティン・リーブスとカーメロ・アンソニーの連続スリーで巻き返して残り10秒で1点差まで詰め寄るも、サンダーはパニックに陥ることなくキッチリと2本のフリースローを沈めて再び3点リード。最後にオーバータイム突入を狙ったラッセル・ウェストブルックのスリーはリムに弾かれ、そこで決着となった。
SGA
レイカーズ相手に再び大逆転劇を演じたサンダーは、シェイ・ギルジアス・アレクサンダー(SGA)が39分の出場でチームハイ28得点をマーク。第4Qでのクラッチパフォーマンスが素晴らしく、フィールドゴールとフリースロー共にノーミスからピリオド11得点/4アシストをあげている。特に残り1分18秒でのロゴスリーが印象的だった。
今オフにサンダーと5年/1億7200万ドルのマックス延長契約を結んだSGA。1ゴール差で迎えたクラッチタイム、しかもショットクロック残り16秒でこんな無茶苦茶なシュートを放てる度胸、そしてそれを決めてしまう勝負強さは、まさにマックスプレイヤーに相応しい資質だと思う。
レブロンは戦線離脱
敗れたレイカーズ(5勝4敗)は、アンソニー・デイビスが29得点/18リバウンド、ラッセル・ウェストブルックが27得点、カーメロ・アンソニーが21得点で奮闘。二桁得点に達したのはこの3選手のみで、エースのレブロン・ジェームズは腹部の負傷のため欠場していた。
現地メディアの報道によると、レブロンは少なくとも1週間の戦線離脱になる見込みだという。
今季のレイカーズは、オフェンス面よりもディフェンス面で苦戦中。フランク・ボーゲルのヘッドコーチ就任後の最初の2シーズンでは、守備効率でいずれもリーグトップ3に入る数字を記録したが、今季は現時点で17位にまで落ちている。
ボックススコア:「NBA」