ドラ1のパオロ・バンケロがデビュー戦で25-5-5、レブロン以来20年ぶりの好スタッツ記録
NBAでは現地10月19日、昨季イーストのボトム2チームだったオーランド・マジックとデトロイト・ピストンズが2022-23シーズン開幕戦を対戦。マジックは僅差で惜敗したものの、2022年ドラフト1位指名のパオロ・バンケロが鮮烈なプロデビューを飾った。
初めてNBA公式戦のフロアに立ったこの日のバンケロは、マジックの先発フォワードとして36分出場。FG18本中11本成功からゲーム最多の27得点/9リバウンド/5アシストをマークする大活躍を見せる。
▼デビュー戦でポスターダンク
新人選手がデビュー戦で25得点/5アシスト/5リバウンド以上をマークしたのは、2003年のレブロン・ジェームズ以来20年ぶりだ(レブロンの前は1969年のカリーム・アブドゥル・ジャバー!)。
ドラフト前からオールラウンドなオフェンス力を高く評価されていたバンケロだが、さっそくデビュー戦から期待値を大きく上回るパフォーマンスを披露。サイズとフィジカルはもちろん、得点力やパスセンスが素晴らしく、さらにトランジションでのコートビジョンと決断力も見事だった。
また僅差で迎えた終盤では、デビューしたてのルーキーとは思えない活躍ぶりでチームを牽引。勝利こそ成らなかったものの、第4Qだけで13得点をマークしてハートの強さを見せつけた。
ファウルやターンオーバーなどミスも多かったが、ルーキーのデビュー戦としては100点満点以上の内容だったと思う。
だがバンケロ自身は、新人デビュー戦として“レブロン以来初”のスタッツを記録した後もまったく増長しておらず、試合後の記者会見では「多くの得点を取り逃がしてしまった。レイアップに3回失敗したし、他にも決められたはずのショットがいくつかあった。改善すべき点はたくさんある」と反省点を述べていた。
ピストンズも新人奮闘
前半の15点ビハインドから逆転勝利を収めたピストンズでは、今オフにジャズからトレード移籍したボヤン・ボグダノビッチがチームハイ24得点で活躍。
昨季ドラ1のケイド・カニングハムが18得点/10アシストのダブルダブルをあげた他、ジェイデン・アイビーが19得点、ジェイレン・デューレンが14得点と、2022年ドラフトロッタリー指名の新人コンビが勝利に大貢献している。
ボックススコア:「NBA」