OKC or NOP?ウェスト8位シード争いの決着はシーズン最終戦に
現地13日、オクラホマシティー・サンダーとニューオリンズ・ペリカンズがそれぞれ勝利したことで、ウェスタンカンファレンス・プレイオフ8位シード争いの決着は、15日のシーズン最終試合にもつれ込むこととなった。
サンダーは、12日のペイサーズ戦で今季16回目のテクニカルファウルを受けたラッセル・ウェストブルックの出場停止処分が大きな不安材料だったが、リーグが翌日に判定を取り消したことで、13日ブレイザーズ戦には無事ロスター入り。絶対に負けられない大事な試合で、ウェストブルックは36得点、11リバウンド、7アシストを記録する渾身のパフォーマンスを披露した。
▼ウェストブルックハイライト
この日の36得点で、ウェストブルックはシーズン平均得点をリーグ首位の27.9に更新。このままいけば2004-05シーズンのアレン・アイバーソン以来となるポイントガードの得点王が誕生する。
他には、エネス・カンターが27得点、13リバウンドのダブルダブルをマーク。サンダーは試合開始から1度もブレイザーズにリードを与えることなく、101対90で快勝した。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
POR | 21 | 21 | 28 | 20 | 90 |
OKC | 35 | 14 | 32 | 20 | 101 |
同日に行われたペリカンズ対ウルブズ戦では、アンソニー・デイビスが24得点、11リバウンド、5アシスト、6ブロックの大暴れでチームを牽引。ペリカンズが100対88で圧勝し、ウェスト暫定8位のポジションを守った。
▼アンソニー・デイビス
▼アンドリュー・ウィギンスのポスタライズ・ダンク!!
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
NOP | 22 | 28 | 23 | 27 | 100 |
MIN | 20 | 15 | 27 | 26 | 88 |
これでサンダーとペリカンズは、両チームとも1試合を残した時点で44勝37敗のタイ。タイブレーカーはペリカンズにあるため、サンダーがプレイオフに進むには次の試合での勝利と、ペリカンズの敗北が条件となる。
一見、ペリカンズが圧倒的有利に思えるが、最後の対戦相手は11連勝中のサンアントニオ・スパーズ。スパーズにとっても2位シードがかかった極めて大事なゲームとなる。一方のサンダーは、ドラフト1位指名権獲得のため最後の試合に負けてリーグ最下位を確定させたいウルブズとの対戦だ。
サンダーの勝利はほぼ確実だろう。こうなると、苦境に立たされているのはむしろペリカンズだ。とはいえ、スパーズのグレッグ・ポポビッチHCは「シード順位よりもプレーヤーの休息を優先する」と以前から明言しているので、15日の試合でスターターの誰かを休ませてくる可能性がないわけでもない。
一体どうなることやら…。
Image by Keith Allison/Flickr