2016年2月のNBA月間賞: レブロンとカリーが最優秀選手、タウンズは4ヵ月連続のルーキー賞
NBAが現地3日、2015-16シーズン2月のプレーヤーズ・オブ・ザ・マンス、並びに月間最優秀コーチ/ルーキー賞の受賞者を発表した。
プレーヤーズ・オブ・ザ・マンス
・EAST: レブロン・ジェイムス
イースタンカンファレンスは、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェイムスが今季初となる月間賞を受賞した。
レブロンは2月の12試合に出場し、イースト1位の24.8得点、イースト2位タイの7.3アシスト、7.4リバウンド、1.7スティールを平均。4試合でダブルダブルをマークした他、8日のキングス戦では21得点/10アシスト/10リバウンドで今季自身初のトリプルダブルを獲得するなど安定した活躍をみせ、キャブスは月間8勝5敗を記録した(レブロンが出場した試合では8勝4敗)。2月のNBAで20得点/7アシスト/7リバウンド以上を平均したのは、レブロンの他にサンダーのラッセル・ウェストブルックしかいない。
レブロンのプレーヤーズ・オブ・ザ・マンス受賞は、キャリア13シーズンで通算30回目(歴代最多)となる。
▼キングス戦、3Qでトリプルダブル
・WEST: ステファン・カリー
ウェスタンカンファレンスは、2月の10試合でリーグダントツ首位の36.7得点を平均したステファン・カリーが、今季2度目かつキャリア4度目となる選出を果たした。
カリーは2月を通してFG成功率54.9%、3P成功率53.6%(1試合平均6.7本成功)の突出したシューティングパフォーマンスを披露しながら、7.3アシスト、5.6リバウンドを平均。2試合で50得点以上、3試合で10本以上のスリー成功を記録し、ウォリアーズを9勝1敗に導いた。月間平均36.7得点(最低10試合出場)は、コービー・ブライアントが40.4得点をマークした2007年3月以降の9シーズンで最高記録だ。
▼2月3日ウィザーズ戦、51得点
GSWStatsによると、ウォリアーズの選手が1シーズンで複数回のプレーヤーズ・オブ・ザ・マンスに選ばれるのは、今回が球団史上初となる。
▼ウォリアーズ選手の月間最優秀選手受賞数
プレーヤー | 受賞回数 | |
1 | ステファン・カリー | 4回 |
2 | クリス・マリン | 2回 |
3 | バーナード・キング | 1回 |
コーチズ・オブ・ザ・マンス
2016年2月の月間最優秀コーチ賞は、イースタンカンファレンスからボストン・セルティックスのブラッド・スティーブンス、ウェスタン・カンファレンスからポートランド・トレイルブレイザーズのテリー・ストッツがそれぞれ受賞した。
スティーブンスHCのセルティックスは、2月の12試合中10試合で100点以上をスコアし、イースト最多の月間110.8得点を平均。9勝3敗で勝ち越し(ホームは6勝0敗)、カンファレンス3位に浮上した。スティーブンスHCがコーチズ・オブ・ザ・マンス選ばれるのは、昨季4月に続いて2度目となる。
一方のブレイザーズは2月の11試合を9勝2敗の好成績で乗り切り、一気に順位がウェスト7位に上昇。オールスターブレイク明けの初試合では、首位のウォリアーズを32点差で撃破する大金星を挙げた。ストッツHCにとっては、3度目の月間コーチ賞受賞となる(歴代ブレイザーズ最多タイ)。
ルーキーズ・オブ・ザ・マンス
イースタンカンファレンスは、11月~1月の3ヵ月連続で同賞に輝いたニックスのクリスタプス・ポルジンギスをおさえ、インディアナ・ペイサーズのマイルズ・ターナーが獲得。2月のターナーは13試合で13.4得点、6.6リバウンド、1.8ブロック、FG成功率51%を平均、そのうち2試合でダブルダブル、19日のOKC戦では正念場でキャリア初のスリーポイントを成功させた。
ウェスタンカンファレンスは、21.1得点、11.8リバウンド、FG成功率53.7%というルーキーとは思えない数字を記録したカール・アンソニー・タウンズが4ヵ月連続で受賞。2月に20得点/10リバウンド以上のダブルダブルを平均したのは、タウンズとデマーカス・カズンズ(28.6得点、11.4リバウンド)の2選手のみだ。
2015-16シーズン2月のベストダンク
Image by Erik Drost/Flickr
参考記事:「NBA」