カワイ・レナードが実戦形式の練習開始、リハビリ最終段階へ
予想よりもずいぶんと時間がかかったが、カワイ・レナードは着実に復帰へ近づいている。
現地12月1日、サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチHCが、フェデックス・フォーラムで行われたメンフィス・グリズリーズとの試合前に、レナードのリハビリ進捗状況について言及した。
すでにレナードは、ハーフコートとフルコートの両方で5対5形式の実戦練習を開始しているらしく、今回の2試合遠征でもチームに同行し、試合前のシュート練習にも参加。ポポビッチHCは明確な日程こそ口にしなかったものの、「リハビリの最終段階にいる」と復帰が近いことを示唆した。
「(実戦練習や試合前シュート練習への参加)は復帰に向けた最終ステップだ。トニー(パーカー)も復帰する前に同じプロセスを踏んでいる」
– グレッグ・ポポビッチ
スパーズが最初にレナードの負傷について正式に明かしたのは、プレシーズン開幕直前の9月末。当初は「プレシーズンの大部分を欠場する」としていたが、それから間もなくレギュラーシーズン開幕戦の欠場と無期限の離脱が発表された。その後、レナードが足を引きずりながら飛行機に乗り込もうとする映像がネット上で話題になったりしたが、チームからはリハビリや復帰時期に関する詳細がほとんど出なかったため、不安に感じていたファンも多いことだろう。
最終的に同じ大腿四頭筋腱により深刻な怪我を負っていたトニー・パーカーの方が、早く復帰することとなった。
「レナードはコンディションが少しずつ良くなっていることを実感しており、自信を持ち始めている。だが彼が『試合に出られる』と感じたとしても、次は私を納得させなければならない。私は慎重すぎるほど慎重になろうと思っている。彼は焦って早期復帰させるにはあまりにも貴重な存在だ」
– グレッグ・ポポビッチ
パーカーの場合は、本人が「試合に出でても大丈夫」と感じてから、実際に出場の許可が下りるまで、2週間ほどかかったという。
昨季のレナードは、キャリア最多の25.5得点、3.5アシストを平均し、2年連続でのオールNBAファーストチームに選出。12月15日に行われるロケッツ戦までに完全復活してくれれば最高だが、焦らずにじっくりと待ちたいと思う。
参考記事:「My San Antonio」