グレッグ・ポポビッチが2017年からチームUSAヘッドコーチに就任
USAバスケットボール協会は現地10月23日、サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチHCが次期アメリカ代表ヘッドコーチに就任することを発表した。ポポビッチHCは、2016年のリオ五輪を最後に代表コーチからの退任が決まっているマイク・シャシェフスキーHCの後継者となる。
発表によると、ポポビッチHCの任期は2017年~2020年の4年間。メジャーなイベントは、2019年のFIBAワールドカップ中国大会と2020年東京オリンピック。ポポビッチHCがドリームチームを率いて東京にくる!!!
「チームUSAのヘッドコーチとして、国家を代表する機会を手にできることを心から光栄に思う。ジェリー・コランジェロ(USAB会長)とマイク・シャシェフスキーのリーダーシップの下、チームは過去10年にわたり実に素晴らしい成功を収めてきた。ジェリーやコーチK、そして多くの選手たちがUSAバスケットボールのために時間を犠牲にして作り上げてきた高い水準の品格、気質、成功を維持するよう最善を尽くしたい」
– グレッグ・ポポビッチ
ポポビッチHCの代表就任のニュースに、サンダーのケビンデュラントは「最高だね」とコメント。
「(僕が)来年の夏以降もプレーできるといいね。僕はコーチ・ポップの大ファンだ。彼はとても尊敬されている存在だし、ふさわしいと思う」
– KD
NBAのコーチになる前はアメリカ空軍に所属し、非常に強い愛国心を持つことで知られるポポビッチHC。1972年には、選手としてミュンヘン五輪アメリカ代表チームのトライアウトに参加した経験がある。
また、2002年FIBAワールドカップと2004年アテネオリンピックでは代表チームのアシスタントコーチを務めたが、2大会の両方で優勝を逃すという残念な結果に終わった。新たな任期では、必ずアメリカを金メダルに導くだろう。
ただ少し気になるのは、FIBAのスケジュール面。来年のリオ五輪で優勝しても2019年ワールドカップへの出場権が得られないため、アメリカは米大陸予選に出場する必要があるのだが、ESPNによると、FIBAのフォーマット変更のため、2019年中国大会の予選はNBAのシーズン中に行われるのだ。スター軍団はおろか、ポポビッチHCも参加できない。
よってアメリカ代表は、主にDリーグの選手で構成されるBチームで予選を勝ち抜きいた後、ポポビッチHCが指揮するNBAスターチームでFIBA大会本戦に臨む形になることが予想される。まあBチームとはいえ、アメリカが予選落ちすることはないと思うが…。
チームUSAは2008年から4大会連続で金メダルを獲得しており、2014年のFIBAワールドカップでは、レブロンやデュラント、カーメロが不在だったにもかかわらず、平均34点差以上という圧倒的実力差で大会を制した。これ以上世界と差をつけてどうする気だ?
Image via USA Basketball/Twitter
ソース:「USAB」