ラプターズがカンファレンス・セミファイナル進出
トロント・ラプターズが現地27日、ブラッドリー・センターで行われたミルウォーキー・バックスとのイースタンカンファレンス第1ラウンド第6戦に92-89で辛勝。ホーム敗戦でスタートした今季ポストシーズンだったが、その後の5試合を4-1で勝ち越し、フランチャイズ史上3度目かつ2年連続でのカンファレンス第2ラウンド進出を決めた。
この日の第6戦は、ラプターズが第2Qから攻守でバックスを圧倒し、第3Q残り5分の時点で25点リードを奪取するも、そこからオフェンスが大失速。その隙にバックスは34-7のランで怒涛の猛反撃を展開し、第4Q残り3分にジェイソン・テリーのスリーでついに試合をひっくり返す。
危うくプレーオフ史上最大級の逆転負けを喫するところだったラプターズだが、次の2分間を7-2でアウトスコアすると、残り48秒にはデマー・デローザンがドライブから豪快なダンクを叩き込み、2ゴール差を獲得。バックスは最後まで粘り、残り16秒で再び2点差にまで迫ったが、ラプターズはフリースローでリードを維持して逃げ切った。
ラプターズは、デローザンが32得点、5スティールでオフェンスを牽引。他に二桁得点に達したのはカイル・ラウリーの13得点のみだったが、出場した10選手全員が4得点以上を獲得した。
大逆転勝利にあと一歩及ばなかったバックスは、ヤニス・アデトクンボが47分の出場で34得点、9リバウンドをマーク。クリス・ミドルトンが19得点、マシュー・デラベドバが12得点をあげている。
キャリア2度目のプレーオフとなったアデトクンボは、22歳という若さながら、シリーズ6試合で24.8得点、9.5リバウンド、4.0アシスト、2.2スティール、1.7ブロックとスーパースターな数字を残した。来季のさらなる躍進が本当に楽しみだ。
▼ヤニスのプレーオフハイライト
ラプターズはカンファレンス・セミファイナルで2位シードのクリーブランド・キャバリアーズと対戦。第1戦は、現地5月1日にクリーブランドで行われる。
ボックススコア:「NBA」