ラプターズが15連勝でシーズン40勝に到達
アメリカではチームスポーツのメンタリティを語る上で「Next man up」という言葉が良く使われるが、今季トロント・ラプターズはその見本のようなチーム。主力に怪我があれば、次に控える誰かが必ずステップアップして苦境を乗り切る。
現地10日に行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦では、先月から離脱中のマーク・ガソルとノーマン・パウエルに加え、サージ・イバカが体調不良のため欠場。そんな中ラプターズは、OG・アヌノビーがキャリアハイを記録した他、ロンデイ・ホリス・ジェファーソンが先発センターとしてカール・アンソニー・タウンズとマッチアップするなど、ロールプレイヤーたちの大奮闘で欠場者たちの穴を埋め、シーズン40勝目獲得に繋げた。
この日のラプターズは、2点差で迎えた第4Q残り9分から14-3のランを仕掛けて流れを掌握。食い下がろうとするウルブズを一気に突き放して、137-126での快勝を収めた。
球団の最長連勝記録を15に更新したラプターズは、パスカル・シアカムが34得点、カイル・ラウリーが27得点/11アシスト、アヌノビーが25得点/12リバウンドでオフェンスを牽引。アヌノビーにとって、キャリア初の20得点ダブルダブル達成だ。
またタウンズをガードする大役を任されたホリス・ジェファーソンはオフェンスでも勝利に貢献し、FG13本中8本成功から21得点をあげている。
▼15連勝ハイライト
これでラプターズは、今季リーグ2番乗りで40勝に到達(14敗)。優勝した昨季の同時期の成績(38勝16敗)を上回っており、球団史上初の60勝にも手が届きそうなペースだ。
ラッセルがウルブズデビュー
敗れたウルブズは、トレードデッドラインにウォリアーズから獲得したディアンジェロ・ラッセルが新チームデビュー。32分の出場で4本のスリーを含む12本中7本のフィールドゴール成功から22得点/6アシストと、シューティングは好調だったが、その一方で6ターンオーバーとミスも多かった。
ボックススコア:「NBA」