ラプターズがレナードの大親友をコーチングスタッフに採用
トロント・ラプターズにとって、スーパースター引き留めのための効果的な一手になるかもしれない。
ESPNによると、ラプターズは昨季までサンアントニオ・スパーズでビデオコーティネーターを務めたジェレミー・キャッスルベリーを選手育成コーチとしてチームに迎え入れた模様。キャッスルベリーはカワイ・レナードの高校・大学時代のチームメイトであり、レナードが信頼を置く大親友でもある。
2014年には、レナードと一緒に母校サンディエゴ州立大学の試合観戦に訪れていた。
キャッスルベリーはサンディエゴ州立大学を卒業した後、2014年に映像分析と選手育成のスタッフとしてスパーズに入団。もちろんレナードのコネだけでポジションを得たわけではなく、スパーズフロントもキャッスルベリーの優秀な仕事ぶりと熱意を非常に高く評価していた。ESPNのMichael C. Wright記者によれば、今年の内部騒動でレナードが沈黙を貫いていた際も、スパーズは親友のキャッスルベリーを利用してレナードとの関係修復を試みるようなことは一切せず、両者の関係は常にプロフェッショナルだったという。
今夏のラプターズは、長年球団に尽くしたフランチャイズプレイヤーのデマー・デローザンを放出し、契約残り1年のレナードを獲得するというハイリスクな賭けに出た。今回の人事がレナードの決断にどれだけ影響を及ぼすかはわからないが、少なくともレナードに好印象を与えると同時に、レナードが伸び伸びとプレイするための居心地の良い環境を作れたと言える。ラプターズはレナードを1年のレンタルで終わらせる気はさらさらない。
現時点では、レナードはLAのチーム(レイカーズorクリッパーズ)への移籍を希望しているとされている。ただレナードが来夏FAで最高額の契約を結べるのはラプターズだ(マックスで5年1億9000万ドル)。他のチームに移籍するなら4年/1億4100万ドルが上限となる。
参考記事:「ESPN」