ロケッツがホームでウォリアーズを破りシリーズ初勝利
NBAでは現地4日、トヨタセンターでヒューストン・ロケッツとゴールデンステイト・ウォリアーズがカンファレンス・セミファイナル第3戦を対戦。ロケッツがオーバータイムに及ぶ激闘を制し、シリーズ初勝利をあげた。
0勝2敗でホームでの第3戦に臨んだこの日のロケッツは、ジェイムス・ハーデンが41得点、9リバウンド、6アシストでチームを牽引。さらにエリック・ゴードンがスリー14本中7本成功からプレイオフ自己ベストの30得点で大活躍した。
▼元OKCの2人が40点ゲームバトル
第3戦は、試合の大部分で主導権を握っていたロケッツに対し、第4Qに入ってからウォリアーズがケビン・デュラントの連続得点で猛反撃を展開。
ロケッツは第3Q終盤での13点リードをかき消され、残り時間40秒にアンドレ・イグダーラのコーナースリーで2点ビハインドに陥るが、ハーデンが2本のフリースローを沈めてオーバータイムに持ち込むと、OTでは1度もウォリアーズにリードを譲ることなく、最後はハーデンの十八番であるアイソレーションからのステップバックスリーとフローターでとどめを刺した。
https://twitter.com/HoustonRockets/status/1124874984671854593
ロケッツはハーデンとゴードンの他、クリント・カペラが13得点/11リバウンドのダブルダブル、クリス・ポールが14得点/7アシスト、PJ・タッカーが7得点/12リバウンドを記録。特に終盤でのタッカーは、絶好調だったケビン・デュラントに対して見事なボールディナイを見せつつ、オフェンスリバウンドでロケッツに流れを引き込んだ。
敗れたウォリアーズは、デュラントが46得点、ドレイモンド・グリーンが19得点/11リバウンド/10アシストのトリプルダブルで奮闘。シーズン自己最多となる41分をプレイしたアンドレ・イグダーラは16得点、5リバウンド、3ブロックとオールラウンドに活躍し、第4QとOTの大事な場面でクラッチスリーを決めた。
なおドレイモンド・グリーンがトリプルダブルを記録した試合でウォリアーズが敗北するのは、レギュラーシーズンとプレイオフを含めてこの日が初めてとなる(28勝1敗)。
カリーが絶不調
第3戦ではステフィン・カリーが散々だった。カリーのプレイオフキャリアで最悪のパフォーマンスだったと言っても過言ではないだろう。
この日のカリーは45分の出場で17得点をマークするも、フィールドゴール成功率が23本中7本の30%(スリーは9本中2本)。ジャンプショットの不調よりも、リムでのショットミスが目立つ(リストリクテッドエリア内で10本中3本)。
足首や左手の怪我の影響も大きいのかもしれないが、特にOT終盤の勝負所でオープンレイアップを2本失敗したのは致命的だった。
▼本来なら決められるショットを何本もミス
ボックススコア:「NBA」