ラジョン・ロンドとアイザイア・トーマスが同時に退場処分
セルティックス時代にオールスターに輝いたポイントガード2人が火花を散らしている。
ラジョン・ロンドとアイザイア・トーマスが、現地14日に行われたロサンゼルス・レイカーズ対ニューオリンズ・ペリカンズ戦の序盤に衝突。口論や小競り合いがエスカレートしそうになったため、審判は2人に退場処分を言い渡した。
まずはトーマスの首元に腕をぶつけたロンドにフレグラントファウル1:
続いてインバウンズプレイでのポジション争いの際に、フィジカルになりすぎてダブルテクニカルファウル:
https://twitter.com/DefPenHoops/status/963954291890360321
どちらかと言うと、ロンドから仕掛けていたような印象なので、トーマスまでもが退場処分となったのは少し厳しすぎる判定な気もする。
「Lakers Nation」がインサイダーから得たという情報によると、ロンドとITは「セルティックスのポイントガードとしてどちらのほうが愛されていたか」で口論していたとのこと。まずロンドがトーマスのトリビュートビデオ取り消しについて触れると、それに対してトーマスは「ロンドはビッグスリーにおんぶされていただけ」と反撃したらしく、そこからヒートアップしていったという。
トーマスのトリビュートビデオに関しては、ポール・ピアースの永久欠番の日に上映すべきか否かで揉めていた時期があり、その際にロンドは「トーマスがセルティックスで何を成し遂げた?」とやや辛辣なコメントを残している。
トーマスは今回の退場処分にまったく納得しておらず、試合後に「自分の身を守ろうとしただけ」と苦言を呈した。
「なぜか彼(ロンド)は必要以上に攻撃的だった。僕は顔を3回ほど叩かれたよ。人として限度がある。自分の身を守らなくてはならない。そこで腹を立てて、口論になったんだ。NBAが何か正しい答えを見つけてくれることを願っているよ。僕が退場処分になったのは間違っている」
「理由はわからないが、彼は僕に腹を立てているようだ。でも問題ないよ。彼はトリビュートビデオのことをしつこく言っていたけど、あれは僕の方から断ったんだ。僕にとってはもう昔のことだよ。僕は今レイカーズにいて、どうすればチームの勝利に貢献できるのかを考えている」
– アイザイア・トーマス
なおこの日の試合では、レイカーズのルーク・ウォルトンHCも退場に:
試合は、ペリカンズがレイカーズに1度もリードを譲ることなく139-117で圧勝。アンソニー・デイビスがFG18本中15本の成功から42得点、15リバウンド、4スティールで大暴れした。
デイビスはここ3試合で41.3得点、14.0リバウンド、3.7スティール、2.3ブロック、FG成功率58.4%というとんでもない数字を平均している。
この日の勝利により、ペリカンズは31勝26敗でウェスト8位のポジションを維持。オールスターブレイクを目前にして、今季ウェスタンカンファレンスは5位のサンダー(33勝26敗)から10位のジャズ(30勝28敗)までわずか2.5ゲーム差の大混戦となっている。4位のウルブズや3位のスパーズも決して安全圏ではない。今年のウェストでは面白いプレイオフレースが期待できそうだ。
ボックススコア:「NBA」