ラッセル・ウェストブルックが通算トリプルダブルで歴代首位に並ぶ
現地2021年5月8日、ワシントン・ウィザーズのラッセル・ウェストブルックが、バンカーズ・ライフ・フィールドハウスで行われたインディアナ・ペイサーズ戦で33得点、19リバウンド、15アシストのトリプルダブルをマークした。
これでウェストブルックは、キャリア通算181回目のトリプルダブルを達成。オスカー・ロバートソンが50年近く保持してきたレギュラーシーズンのトリプルダブル最多記録についに並んだ。
▼通算トリプルダブルランキング
プレイヤー | TD | |
---|---|---|
1 | オスカー・ロバートソン | 181 |
1 | ラッセル・ウェストブルック | 181 |
3 | マジック・ジョンソン | 138 |
4 | ジェイソン・キッド | 107 |
5 | レブロン・ジェームズ | 99 |
第3Q終盤、ウェストブルックはブラッドリー・ビールへのアシストで記念すべきトリプルダブルを達成。さらに1点差で迎えたオーバータイムのラストポゼッションでは、ペイサーズの逆転弾を阻止する値千金のブロックショットを決め、ウィザーズを133-132での勝利に導いた。
この日の試合は、ウェストブルックにとってキャリア939試合目(レギュラーシーズン)。ロバートソン(1040試合)よりもはるかに少ない試合数で181回目のトリプルダブルを達成した。
▼試合後のロッカールーム
なおウェストブルックは、トリプルダブルを達成した181試合で勝率75.1%にあたる136勝45敗の好成績を記録。オスカー・ロバートソンのTD時の勝率(72.4%)よりも高く、通算トリプルダブルTop5の中では、マジック・ジョンソン(78.3%)とレブロン・ジェームズ(76.8%)に次ぐ数字だ。
優勝経験がないためか、一部のメディアやファンの間で「スタッツ稼ぎ」などと批判されることもあるが、ウェストブルックのトリプルダブルが勝利につながっているのは間違いない。
この日の勝利により、ウィザーズは32勝36敗でイースト9位に浮上。8位のシャーロット・ホーネッツとわずか1.5ゲーム差に迫っている。
今季ウィザーズはレギュラーシーズン残り4試合。ウェストブルックが今季中に通算トリプルダブルで歴代単独首位に浮上する可能性は高い。
ボックススコア:「NBA」