NBA2018-19シーズンの「古巣初凱旋」スケジュール
NBAでは今年のオフシーズンも、フランチャイズの顔を務めたスーパースターや長年球団に尽くした大ベテランたちが新天地へと旅立っていった。移籍の理由は様々だが、彼らは敵チームのユニフォームを着て初めて古巣のフロアに立つ時に温かい歓迎を受けるのか、それともブーイングの嵐にさらされることになるのか?
以下は、2018-19レギュラーシーズンに予定されている注目選手たちの「古巣初凱旋」の日程(現地時間):
11月8日:ロケッツ@サンダー
今夏にサンダーからトレード放出され、その後ホークスとのバイアウトを経てロケッツの一員となったカーメロ・アンソニーにとって、移籍後初の古巣訪問となる。
サンダーに在籍したのはわずか1年だったが、“ビッグスリー”の一人として期待外れなシーズンに終わったこともあり、オクラホマシティのファンたちがどのようにアンソニーを迎えるかに注目。加えて、サンダーとロケッツはちょっとしたライバル関係にあるので、熱戦を期待できるシーズン序盤の楽しみなカードの一つだ。
11月9日:セルティックス@ジャズ
ゴードン・ヘイワードがジャズからセルティックスへと移籍したのは去年だが、昨季開幕戦での骨折によりシーズンを全休したので、敵としてユタのフロアに立つのはこの日が初めてとなる。
11月21日:レイカーズ@キャブス
8年前にヒートの選手としてクリーブランドに初凱旋した時は、前代未聞レベルの大ブーイングを受けたレブロン・ジェイムス。ただ2014年にキャブスに復帰して以降は、チームを4年連続ファイナル進出、そして球団史上初の優勝へと導いた他、今夏には生まれ故郷のアクロンで恵まれない子供たちのための公立学校を創設するなど地域コミュニティにも計り知れないほど貢献をし、地元にとってNBAスーパースターを超えた英雄的存在となった。今回の凱旋では、罵声ではなく、スタンディングオベーションで迎えられるだろう。
▼2010年の初凱旋
12月20日:マブス@クリッパーズ
今夏のデアンドレ・ジョーダンは、デビューから10シーズンを過ごしたクリッパーズを離れ、1年契約でマブスに移籍。これで「ロブ・シティ」時代の主力は誰もいなくなった。なおジョーダンは出場試合数と通算リバウンド数でクリッパーズの球団最多記録を保持している。
1月3日:ラプターズ@スパーズ
スパーズフロントとの確執からトレードを要求し、ラプターズへと移籍することとなったカワイ・レナード。かなり後味の悪い別れ方だっただけに(スパーズサイドから見て)、1月3日のAT&Tセンターではかつてないほどのブーイングが鳴り響くかもしれない。反対に、レナードと一緒にトレードされたダニー・グリーンは歓迎されそう。
1月14日:ホーネッツ@スパーズ
スパーズにとってはすごくエモーショナルな夜になるはず。自らの意志で17年在籍したチームを去ったトニー・パーカーだが、現地のファンたちは温かく迎えるだろう。どうせなら、ジノビリ対パーカーの直接対決が見たかった…。
2月22日:スパーズ@ラプターズ
この日は、ラプターズ史上で最も愛された選手と言っても過言ではないデマー・デローザンの古巣初凱旋。スタンディングオベーションやトリビュートビデオを見て涙ぐむデローザンの姿が想像できる。
4月9日:ウォリアーズ@ペリカンズ
ウォリアーズ王朝の新メンバーとなったデマーカス・カズンズが1年半を過ごした古巣ニューオリンズを訪問するのは、レギュラーシーズン最終日。その時までにはカズンズのコンディションが100%に近づいていることを期待したい。
参考記事:「NBA」