シアカムがラプターズ史上2人目の快挙、プレイオフで30得点ダブルダブル
トロント・ラプターズが現地19日、敵地アムウェイ・センターで行なわれたオーランド・マジックとのファーストラウンド第3戦に98-93で辛勝。エースのカワイ・レナードがやや不調気味の中、パスカル・シアカムがチームのオフェンスを牽引し、シリーズを2勝1敗とした。
第3戦でのシアカムは、42分の出場で20本中13本のフィールドゴールを決め、30得点、11リバウンド、4アシストとオールラウンドに活躍。ラプターズの選手がプレイオフの試合で30得点ダブルダブルを達成するのは、2008年4月マジック戦でのクリス・ボッシュ(39得点/15リバウンド)に次いで球団史上2回目となる。
▼プレイオフ自己ベスト
ラプターズはシアカムの他、カイル・ラウリーが12得点/10アシストのダブルダブル、ダニー・グリーンが13得点を獲得。第4Qの途中から失速し、17点あったリードを3点まで削られたが、残り15秒にレナードのショットミスからラウリーが値千金のオフェンスリバウンドをもぎ取り、何とか逃げ切った。
前の試合で37得点と絶好調だったレナードは、16得点/10リバウンドを獲得するも、FG成功19本中5本に6ターンオーバーと決して本調子とは言えなかった。ニック・ナースHCが試合後に明かした情報によると、ここ数日のレナードは体調不良で練習も休んでいたという。
ホームコートアドバンテージを奪い返されたマジックは、テレンス・ロスがベンチから24得点、ニコラ・ブーチェビッチが24得点、14リバウンド、6アシストで奮闘。シリーズ第4戦は現地21日にアムウェイ・センターで行われる。
ボックススコア:「NBA」