スパーズの『シーズン50勝』記録がついに終了
「死と税金、そしてスパーズの50勝」などと言われて当たり前のこととなっていたが、やはり永遠に続くものなんてなかった。悲しかった。
2018年4月3日、サンアントニオ・スパーズはステイプルズ・センターで行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦に113-110で敗北。これにより、約20年にわたり続いていたシーズン50勝到達記録が終わりを迎えることとなった。
この日の試合は、スパーズが大部分で主導権を握り、第3Q終了時点で二桁のリードを付けていたが、ラマーカス・オルドリッジがベンチに下がった隙にクリッパーズが猛反撃を仕掛け、第4Q残り6分30秒で同点。そこからスパーズはやや持ち直し、残り時間3分で7点差を奪ったが、対するクリッパーズはルー・ウィリアムズの大活躍で盛り返して逆転に成功した。
▼終盤の接戦
勝利したクリッパーズは、トバイアス・ハリスが31得点、ウィリアムズが22得点を記録。シーズン成績を42勝36敗とし、8位のペリカンズまで1.5ゲーム差に迫った。
▼ボバンは0FGアテンプトで8得点
一方で今季のアウェイ成績が14勝25敗となったスパーズは、オルドリッジが35得点を獲得している。
▼マヌはFG成功0本に終わったもののアシストで活躍
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ロックアウトの短縮シーズンを除くと、スパーズが最後に50勝に届かなかったのは1996-97。そのシーズンのスパーズは20勝62敗でリーグワースト3位と大きく負け越したが、1997年ドラフトでティム・ダンカンを獲得している。
1997年と言えば、マイケル・ジョーダンがまだ現役で、当時の米大統領はビル・クリントン。香港返還やジョホールバルの歓喜(サッカー日本代表のワールドカップ初出場決定)、ノトーリアス・B.I.G.の暗殺、ポケモンショックがあった年であり、映画の『イングリッシュ・ペイシェント』や『タイタニック』が公開され、スパイス・ガールズの『Wannabe』や安室奈美恵の『CAN YOU CELEBRATE?』が大ヒットした。
そんな昔から続いていた大記録が終わってしまうのはやはり寂しい。
ボックススコア:「NBA」