スパーズがグリズリーズをスイープ、一番乗りでカンファレンスセミファイナル進出へ
サンアントニオ・スパーズが現地24日、フェデックス・フォーラムで行われたメンフィス・グリズリーズとの第4戦に116-95で快勝。シリーズを4勝0敗でスイープし、2年ぶりとなるウェスタンカンファレンスセミファイナルへの進出を決めた。
▼第2Qには停電のハプニング
第4戦は、47-45の2点差で迎えた後半からスパーズのオフェンスが爆発。カワイ・レナードやラマーカス・オルドリッジ、トニー・パーカーらスターターの大活躍で第3Qを37-21でアウトスコアして18点差を奪うと、第4Qは主力をベンチに温存したままリードを維持し、敵地でシリーズに決着をつけた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 25 | 22 | 37 | 32 | 116 |
MEM | 19 | 26 | 21 | 29 | 95 |
スパーズは、レナードが28分の出場で21得点、7リバウンド、4アシストをマーク。パーカーが16得点、オルドリッジが15得点/10リバウンドのダブルダブルを記録した。スパーズにとっては、球団史上9回目のプレーオフシリーズスイープ達成となる。
▼レナード
グリズリーズは、ランス・スティーブンソンがゲームハイの26得点をあげた他、ザック・ランドルフとマット・バーンズがそれぞれ15得点/7リバウンド、ビンス・カーターが14得点を獲得。シリーズ4連敗という形に終わったものの、デビッド・イェーガーHCは試合後の会見で、「チームを誇りに思う」と涙を浮かべながら逆境だらけのシーズンを戦い抜いた選手たちを称えた。
「私がどれだけロッカールームにいる選手たちのことを誇りに思っているのか、言葉では言い表せない。つらいシーズンだった。本当に厳しかった。選手たちは諦めることだってできた。プレーオフ進出を断念することもできた。だが、いつでも彼らはコートに立ち、死に物狂いで戦った」
– デビッド・イェーガー
本当に素敵な監督だ。スパーズのグレッグ・ポポビッチHCも「彼らは不屈の精神でプレーしていた」とグリズリーズに敬意を表した。
「フェアな戦いではなかった。だが彼らは気にしていなかった。出場できた選手全員が全力でプレーし、力の及ぶ限りエクスキュートしていた。彼らは強いハートと不屈の精神でプレーしていたよ」
– グレッグ・ポポビッチ
ダンカンはカリーム超え
この日のスパーズの勝利により、ティム・ダンカンはキャリア通算プレーオフ155勝目を獲得。カリーム・アブドゥル・ジャバーを追い抜いて、歴代最多2位タイに浮上した。
▼プレーオフ勝利数歴代Top5
プレーヤー | 勝利数 | |
1 | デレック・フィッシャー | 161勝 |
2 | ティム・ダンカン | 155勝 |
2 | ロバート・オーリー | 155勝 |
4 | カリーム・アブドゥル・ジャバー | 154勝 |
5 | スコッティ・ピッペン | 136勝 |
▼ダンカンは4月25日で40歳に
スパーズはWCセミファイナルでサンダーvsマブスのシリーズ勝者と対戦する。
ボックススコア:「NBA」