レナードがダンカンも驚きのシューティングパフォーマンス!スパーズがグリズリーズに圧勝
サンアントニオ・スパーズが、現地3日にフェデックス・フォーラムで行われたメンフィス・グリズリーズ戦に103-83で圧勝。今季16勝目を挙げ、シーズン4分の1が終わったところでウェスト3位のサンダーに4.5ゲーム差を付けた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 20 | 25 | 29 | 29 | 103 |
MEM | 21 | 15 | 21 | 26 | 83 |
第1Q最初の8分間でFG成功数16本中4本とスロースタートを切ったスパーズだったが、早い時間帯からオールリザーブのベンチユニットを投入して、リズムの修正に成功。スティールからのファーストブレイク得点を連発して勢いに乗ると、ハーフコートでもカイル・アンダーソンとマヌ・ジノビリが見事な連係プレーを披露する。
▼急ブレーキと方向転換でDを交わすマヌのベテランテクニック
同点で迎えた第2Q残り9分からは、トニー・パーカーがミドルレンジジャンプショットを4連続で決めるなどしてオフェンスを牽引。同時にスパーズは、グリズリーズの第2Q得点を15点に抑える好ディフェンスで試合の主導権を握り、ハーフタイムまでに45-36の9点リードを奪った。
後半に入ると、今度はカワイ・レナードとラマーカス・オルドリッジが爆発。特にレナードのスリーポイントシュートが冴えわたり、第3Q開始から第4Q序盤にかけて6本中6本のパーフェクト。第4Qに3連続スリーを決めた際には、大ベテランのティム・ダンカンでさえも驚愕の表情を見せた。
このスリーポイントにより、スパーズは22点リードを獲得。その後も20点前後の点差を維持したまま、残り時間3分50秒にはマット・ボナーが今季初フィールドゴールを挙げ、敵地で完全勝利を飾った。
レナードは9本中7本の3P成功でゲームハイの27得点を記録。これでシーズン3P成功率がリーグ首位の50%となった。
また、前半にFG6本中0本と精彩を欠いていたオルドリッジは、第3Q序盤に連続でレイアップを決めると一気に調子がアップ。後半だけでフィールドゴール8本中7本を成功させ、最終的に18得点をマークしている。
スパーズは他に、パーカーが17得点、ジノビリが13得点を記録。チーム合計で27アシストとボールが良く動き、ディフェンス面ではグリズリーズのFG成功率を37.5%に抑える相変わらずの鉄壁さを発揮した。今季のスパーズは、20試合中16試合で失点を100点未満に抑えている。
一方のグリズリーズは、マーク・ガソル、マイク・コンリー、マリオ・チャルマーズの3選手がそれぞれ15得点をマーク。この日はフェデックス・フォーラム名物のボンゴ・レディーが観戦に訪れており、苦戦するチームに全力でエールを送った。
今季のグリズリーズはホームでの大敗が多く、今回の20点差の他にも、ウォリアーズ戦で40点差、さらにシーズン開幕試合のキャブス戦では50点差で敗れている。
ボックススコア:「NBA」