スパーズがウェスト6位に転落
最近のサンアントニオ・スパーズは、終盤にガス欠を起こして試合をひっくり返されるパターンが多くなっている。主力陣の怪我が大きな理由の一つだが、正念場に強かった昨季とはまるで正反対だ。
NBA.comのクラッチスタッツによると、今季のスパーズは接戦(第4Q残り5分の時点で5点差以内の試合)において、10月~12月は12勝3敗の好成績を収めていたものの、1月以降は3勝10敗。現地3月3日にホームで行われたロサンゼルス・レイカーズ戦でも、大量リードからクラッチタイムに競り負ける展開となった。
3日の試合では序盤から主導権を握り、第4Q残り5分40秒で12点リードと勝利を掴みかけていたスパーズだが、そこから守備が機能しなくなり大失速。その隙にレイカーズは、ロンゾ・ボールとジュリアス・ランドルがステップアップして猛反撃を仕掛け、ラスト5分を23-9でアウトスコアして逆転勝利をものにした。
▼ロンゾはロングレンジが絶好調
連勝を5に伸ばしたレイカーズは、ランドルが25得点、アイザイア・トーマスが21得点をマーク。第4Q終盤に3本のスリーを沈めたボールは、18得点、11アシスト、7リバウンドとオールラウンドに活躍した。ホーム2連敗となったスパーズは、パウ・ガソルが19得点、10リバウンド、8アシストをあげている。
これでスパーズは、シーズン36勝27敗でウェスト6位に転落。9位のクリッパーズとはわずか2ゲーム差で、ウォリアーズ、ロケッツ、サンダーとそれぞれ2試合ずつを戦わなければならない残りのタフスケジュールを考えると、プレイオフ進出すらも危うい状況になってきた。
ボックススコア:「NBA」