サンアントニオ・スパーズがホワイトハウスを訪問
オバマ大統領が現地12日、サンアントニオ・スパーズをホワイトハウスに招待し、昨季優勝の功績を称えるセレモニーを行った。NBA王者がその翌年にホワイトハウスを訪問するのは毎年恒例となっている。
セレモニーのスピーチでオバマ大統領は、スパーズの国際選手の豊富さを指摘し「バスケットボール界の国連だ」とコメント。「私はブルズファンなので、ブルズ以外のチームをホワイトハウスで祝福するのはいつも抵抗がある」と地元びいきをアピールしながらも、「アメリカが見習うべき素晴らしき象徴だ」と昨季王者を称賛した。
「ほんの数年前まで、もうスパーズはピークを過ぎているなどと言われていた。年老いているだけでなく、退屈なチームだと。それが今ではフレッシュでエキサイティングなチームとなった。大統領たちが辿る道とはまさに正反対といえる」
– オバマ大統領
「私はブルズファンだが、正直なところスパーズを嫌いになるのは難しい」と続けるオバマ大統領。
「まず第一に、彼らは若くない。年寄りの私からすれば、スパーズを見るのは気分がいい…、えーっと、ティムはどこだ?」
そう言って大統領がチームの方に振り返ると、そこにはホワイトハウスでただ1人ネクタイを締めていないカジュアルなティム・ダンカンの姿があった。
「年齢のいった選手たちが若者のスポーツで成功するのを見るのは気分がいい」
– オバマ大統領
スピーチの後は、スパーズが「POTUS」(President Of The United States)のユニフォームと記念ボールを大統領に贈呈。
最後にオバマ大統領は、「バック・トゥ・バックで優勝するための助言が必要ならば、いつでも私に連絡すればよい」とジョークを飛ばして、この日のスピーチを締めくくった。確かにスパーズは2季連続での優勝経験がなく、一方でオバマはバック・トゥ・バックで大統領選に勝利した経験がある。ならば代わりにポポビッチHCは、どのようにして世界各国の人間と共に一丸となって目標を達成するのか、大統領に助言してやればいい。
ソース:「The White House」