ジノビリのシーズンハイ20得点でスパーズが13連勝
現地22日にステイプルズ・センターで行われたサンアントニオ・スパーズ対ロサンゼルス・レイカーズ戦は、21本中11本の高確率でスリーポイントを決めたスパーズが108-95で快勝。2シーズンぶりに13連勝を達成した。
ラマーカス・オルドリッジ抜きでレイカーズ戦に臨んだスパーズは、第1Qの序盤こそフィールドゴール獲得に苦しんだものの、それ以降は攻守でレイカーズを圧倒し、ハーフタイムまでに13点リードを奪取。後半に入るとややディフェンスがおろそかになり、第3Q残り5分で2ゴール差に詰め寄られたが、そこから第4Q残り9分にかけて30-13のランでリードを23点とし、一気に勝負を決めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 31 | 25 | 31 | 21 | 108 |
LAL | 22 | 21 | 28 | 24 | 95 |
ジノビリが爆発
前日のサンズ戦でキャリア12回目の無得点に終わったマヌ・ジノビリだが、この日のレイカーズ戦では序盤から攻守で大活躍。19分の出場時間で、今季自己最多の20得点、4アシスト、4リバウンド、5スティール、2ブロック、FG成功率90%(10本中9本)を記録するシックスマンとして完璧なパフォーマンスをみせた。
「久しぶりだった。今年は初めてだね。たまにあるんだ。試合のスタートから調子が良く、すべてのショットが決まる。それだけのことだよ」
– マヌ・ジノビリ
「マヌは特別なプレーヤーだ。すべての選手には特定のリズムがある。それは先天的なものさ。マヌや僕自身、ウェストブルックなんかは、極めてハイレベルなエネルギーと意志を持ってプレーする。それは生まれ持ったものだ」
– コービー・ブライアント
グリーンも好調
スパーズは、カワイ・レナードが18得点をマークした他、ダニー・グリーンとパティ・ミルズの2人がスリー11本中7本成功と好調。ミルズはFG成功率60%で16得点、グリーンはスリー4本の12得点に加え、5リバウンド、4ブロックとディフェンス面でもいい仕事をした。
▼ボリス・ディアウもグリーンのプレーに大満足
敗れたレイカーズは、ルーキーのディアンジェロ・ラッセルがチームハイの18得点を獲得。コービー・ブライアントは、フィールドゴール9本中2本とシューティングが振るわず、5得点に終わっている。なおこの日は、81得点ゲームのちょうど10周年記念日だった。
▼81Pt、2006年1月22日
これでスパーズは今季成績を38勝4敗に更新した。次は現地25日に、いよいよ昨季王者のウォリアーズと対戦する。
それぞれ歴代屈指レベルの好シーズンを送っている2チームの直接対決。両者とも今季ホーム無敗で、ウォリアーズはオフェンスでリーグダントツ1位、スパーズはディフェンスでリーグダントツ1位の数字を記録している。これほどレギュラーシーズンの試合が待ち遠しくなるのはいつ以来だろう?グリーンが何とか今日のリズムを維持してくれれば…。
ボックススコア:「ESPN」