15アシスト/0ターンオーバー、クリス・ポールが第2戦を支配しサンズ2連勝
フェニックス・サンズが現地9日、本拠地で行われたデンバー・ナゲッツとのカンファレンスセミファイナル第2戦に123-98で圧勝。シリーズを2勝0敗とし、11年ぶりとなるウェスト決勝進出まであと2勝に迫った。
シリーズ第2戦は、サンズがクリス・ポールのオフェンス指揮を中心に終始ナゲッツを圧倒。特に後半以降は二桁点差を維持し続け、第4Q中盤には最大でリードを31点に拡大。早々に勝負を決めた。
Point God
この日のサンズでは、クリス・ポールが17得点、15アシスト、0ターンオーバーと、ポイントガードとして非の打ち所のないパフォーマンスを披露。ナゲッツがどんな守備を敷こうとも、見事なピック&ロール指揮からディフェンスを切り崩してチームの得点に繋げた。
ポールが0ターンオーバーから15得点/15アシスト以上のダブルダブルをマークするのは、今回がプレイオフキャリア3度目。NBAによると、ターンオーバーが公式にカウントされるようになった1978年以降のポストシーズンの試合で15/15/0を記録した選手は、ポールの他にマジック・ジョンソン、ジェイソン・キッド、ジョニー・ムーア、ノーム・ニクソンの4選手のみ(それぞれ1回ずつ)だという。
やはりポールのフロアを読む能力は超一流。この日の試合では、第4Q序盤に見せたコーナーへのスキップパスが特に神懸っていた。
ダブルスクリーンを操りながら、ウィークサイドのベースラインにいるジャマイカル・グリーンの動きを完全に読んでいる。
第2戦でのサンズはポールの他、デビン・ブッカーが18得点、ミケル・ブリッジスが16得点をマーク。デアンドレ・エイトンは15得点/10リバウンドのダブルダブルをあげつつ、MVPニコラ・ヨキッチの守備で奮闘した。
サンズファンはベストファン
有観客での開催が可能になった今年のプレイオフ。1年ぶりの現地観戦でどのアリーナもボルテージマックスだが、特にサンズ本拠地での熱狂ぶりが凄い。
サンズとナゲッツのシリーズ第3戦は、現地11日にデンバーで行われる。
ボックススコア:「NBA」