【オールスター2019】チームレブロンが20点差から逆転勝利
NBAでは現地2月17日、第68回オールスターゲームがシャーロットのスペクトラム・センターで開催。レブロン・ジェイムス率いるチーム・レブロンが178-164でチーム・ヤニスを破り、フォーマット変更後のオールスター2連覇を達成した。
2019年のオールスターMVPには、チームレブロンから31得点をマークしたケビン・デュラントが選出された。
▼KDはクラッチタイムにもスリー連発で大活躍
後半開始直後に20点ビハインドを背負うピンチに立たされたチームレブロンだったが、第3Q中盤あたりからデイミアン・リラード、クレイ・トンプソン、ブラッドリー・ビールを中心としたリザーブユニットが3Pショットを沈めまくり、第4Q開始までに逆転に成功。リザーブたちの怒涛の反撃で火が付いたチームレブロンは、2点リードで迎えた第4Q残り6分からスターターが23-11のランで一気に畳みかけ、チームヤニスの反撃を退けた。
チームレブロンはデュラントの他、クレイ・トンプソンが20得点、レブロンとカワイ・レナードがそれぞれ19得点を記録。チーム合計でのショットアテンプトの約7割がスリーポイントショットで、特にリラード(FGA17本)とジェイムス・ハーデン(FGA13本)はスリー以外のシュートを1本も打っていない。
敗れたチームヤニスは、キャプテンのヤニス・アデトクンボがゲーム最多の38得点で奮闘。ポール・ジョージとクリス・ミドルトンがそれぞれ20得点をマークした他、最も出場時間の長かったステフィン・カリーは、いくつもハイライトプレイを披露しながら17得点、7アシストをあげたものの、スリー成功数が17本中4本とシューティングで大苦戦していた。
2019ASGハイライト
以下、今年のオールスターゲームで特に印象的だったシーン:
▼カリー×ヤニス
カリーとアデトクンボのコネクション。恐らく今季ASGいちのスーパープレイだろう。エンビードのリードパスも絶妙で、すべてが完璧すぎるシーケンスだった。
▼ヒートコネクション
https://twitter.com/NBAonTNT/status/1097330878097674240
最後にもう一度レブロンとウェイドのコンビプレイが見れて感無量。
▼ノビツキー!!!
https://twitter.com/dallasmavs/status/1097315460360622081
第1Q終盤に2連続でスリー成功。この日のノビツキーはわずか4分の出場だったが、FG3本中3本でパーフェクトだった。
▼リラードタイム
リラードは第3Qに試合の流れを完全に変えた。
▼OKCコネクション
どフリーのダンクをあえて見送り、相棒のポール・ジョージにパスを出すラッセル・ウェストブルックのやさしさ。
▼カリーの4点プレイ
https://twitter.com/NBAonTNT/status/1097338884688474113
カリーを敵に回す面倒くささを思い知ったクレイ。
▼ちょっとはしゃぎすぎなキャプテン
https://twitter.com/RTNBA/status/1097309610304831488
フリースローでセルフアリウープを決めようとしたが、さすがにオールスターゲームと言えどバイオレーションを取られてしまった。
▼ジョーカー
https://twitter.com/DimeUPROXX/status/1097321184176324610
ヨキッチの茶目っ気に審判も笑顔。
▼???
試合の途中でエンビードのプロフィールが紹介されていたが、「子供の頃のヒーロー」(childhood hero)の欄がなぜかニコラ・ヨキッチになっていた。意味が分からん…。
※ ※ ※
今年のオールスターは、昨年に比べてディフェンス面での緊張感がやや薄れていた印象。ただキャプテン制導入前と比べれば遥かにマシなので、今後もこれくらいのレベルを維持してほしい。
また今年はビッグマンの見せ場がほとんどなかった。特にエンビードやヨキッチ、ブーチェビッチらがいたチームヤニスは、その気になればローポストでミスマッチを攻めまくることもできたが、勝利よりもエンターテインメント性を重視するオールスターゲームなので、手堅いプレイをやりずらい雰囲気だ。
ボックススコア:「NBA」