トレイ・ヤング、対戦相手を睨みつけて退場処分に
乱闘などのアクシデントを徹底的に排除するためというのはわかるが、リーグは選手たちのジェスチャーに対してもう少し寛容であってもいいと思う。
現地3日に行われたアトランタ・ホークス対シカゴ・ブルズ戦の第3Q序盤でのこと。トランジションスリーを沈めてから数秒間クリス・ダンを睨みつけたホークス新人のトレイ・ヤングに対し、テクニカルファウルがコールされる。ヤングは第1Qにもダンと軽く揉み合いになってダブルテクニカルを取られていたため、そのまま退場処分となった。
▼最初のテクニカル
1つ目のテクニカルは仕方がないにしても、少し睨んで挑発しただけで2つ目をコールされるのは、さすがに厳しすぎでは?オールスターブレイク後のヤングは、5試合で平均34.8得点/10.4アシストと快進撃を続けており、この日も後半開始直後でスリー4本中3本成功の18得点と絶好調だったので、こんな形で退場となったのは残念だ。
今回の審判の判定については、関係者やファンの間で多くの批判があがり、試合後にはヤングと揉めていたダンでさえも「あぜんとした」とコメント。またインディアナ・ペイサーズのレジェンドで現在TNTのコメンテーターを務めるレジー・ミラーは、Twitterで今のリーグのあり方を嘆いた。
https://twitter.com/ReggieMillerTNT/status/1102339300434182144
「私が愛したNBAバスケットボールはどこに行ってしまったのか?あまりにもセンシティブで軟弱すぎる。ここでトレイ・ヤングがテクニカルをコールされるのは間違っている…。もし私が今のリーグにいたなら、罰金により破産して、2年も持たなかっただろう」
– レジー・ミラー
この日の試合は、アレックス・レンがシーズンハイの28得点をマークし、ホークスが123-118で勝利した。
ボックススコア:「NBA」