アメリカが前半15点ビハインドからオーストラリアに逆転勝利、オリンピック決勝進出
バッチリはまった時のチームUSAはやはり強すぎる。
東京オリンピックでは8月5日、男子バスケットボールの準決勝が行われ、アメリカとオーストラリアが対戦。アメリカが今大会無敗だったオーストラリアに97-78で快勝し、銀メダル以上を確定させた。
この日の準決勝では、オーストラリアが前半にアメリカを圧倒。第2Q中盤には最大でリードを15点に広げるというまさかの展開となったが、そこからアメリカは一気にギアを上げて怒涛の猛反撃を仕掛ける。
15点ビハインドを背負っていたアメリカは、第2Q残り5分30秒から第3Q残り6分にかけての9分半の間に28-4でオーストラリアをアウトスコア。完全にゲームの流れを引き寄せると、その後も攻撃の手を一切休めることなく、第4Q中盤には23点差を付けて勝利を確実にした。
2008年北京五輪から4大会連続で決勝進出を果たしたアメリカは、ケビン・デュラントがゲーム最多の23得点/9リバウンドをマーク。特にゲーム中盤でのショットメイクが圧巻で、厳しいチェックの上からプルアップショットを沈めまくり、試合の流れを変えた。
これでデュラントはオリンピック通算得点で400点を突破。アメリカの選手としては史上初の快挙となる(オリンピック最多記録は、元ブラジル代表オスカー・シュミットの1093点)。
アメリカはデュラントの他、デビン・ブッカーが20得点、ドリュー・ホリデーが11得点、8アシスト、8リバウンドで勝利に大貢献。特にホリデーは、第3Q序盤にデュラントと共に連続得点をあげるなど、カムバックの起爆剤となった。
一方で今大会初の黒星を喫したオーストラリアは、パティ・ミルズが15得点、ダンテ・エクザムが14得点、ジョック・ランデールが11得点で奮闘。次の3位決定戦で勝利すれば、オーストラリア男子バスケットボール史上初のメダル獲得となる。
▼ブルックリン・ネッツで来季からチームメイトとなるKDとミルズ
アメリカは決勝でスロベニア/フランスの勝者と8月7日に対戦する。
ボックススコア:「FIBA」