ジョン・ウォールがアキレス腱断裂で手術、復帰は11カ月から15カ月後か
来季全休の可能性も…?
ワシントン・ウィザーズは現地5日、ポイントガードのジョン・ウォールが左アキレス腱の断裂により手術が必要なことを発表した。
12月末に左足の踵骨棘の手術を受けてすでにシーズン全休が決まっていたウォール。チームの声明によれば、自宅で転倒した際にアキレス腱を断裂したという。チームドクターは、ウォールの年齢(28歳)を考えると完治までに11カ月から15カ月必要とみているようで、最悪の場合、2019-20シーズンも全休になるかもしれない。
今季のウォールは32試合の出場で20.7得点、8.7アシスト、FG成功率44.4%を平均。ウォール離脱後のウィザーズは9勝9敗と健闘しており、5日の時点でプレイオフ圏内から3.5ゲーム差のイースト10位となっている。
https://twitter.com/WashWizards/status/1092861577836015625
ウォールの大学時代のチームメイトで、同じアキレス腱断裂からの復帰を遂げたばかりのデマーカス・カズンズは、怪我の報道後すぐにウォールに連絡を取り、励ましの言葉とアドバイスを送ったという。
「とても残念で不運だ。だがジョンを長く知る者としては、彼がこの怪我を克服すると確信している。必ず上手くいくよ。彼はこれまでの人生で難しい試練をいくつも乗り越えてきた。今回の怪我もその克服リストに加わるだけさ」
– デマーカス・カズンズ
カズンズは昨季1月末のアキレス腱断裂から丸1年のリハビリを経て、1月18日に戦線復帰。コンディション的に(特に機動力)まだまだ100%ではなく、ゴール下でのパワープレイなどにブランクの影響を感じるが、その一方でトランジションで全力疾走してアーリー・ポストアップを仕掛けたり、ハーフコートで的確なスクリーンをセットしたりと、初戦からウォリアーズのオフェンスシステムにしっかりとフィットしている印象だ。
カズンズの他に最近のケースでは、サンアントニオ・スパーズのルディ・ゲイがアキレス腱断裂から8~9カ月ほどで復帰し、怪我前とほとんど変わらないパフォーマンスを続けている。
Image by Keith Allison
参考記事:「NBA」