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ウォリアーズ セミファイナル進出
2018 4 26

ウォリアーズがカンファレンスセミファイナル進出

ウォリアーズ, スパーズ, セミファイナル, マヌ・ジノビリ, 第5戦 0

4年連続での第1ラウンド突破だ。

現地24日、ゴールデンステイト・ウォリアーズは本拠地オラクルアリーナで行われたサンアントニオ・スパーズとの第5戦に99-91で勝利。エースのステフィン・カリーが不在の中、4勝1敗でシリーズを勝ち抜き、カンファレンスセミファイナルへと駒を進めた。

この日の試合は、ウォリアーズが第2Qからペースを完全に支配してじわじわと差を付け、第3Q終盤にはリードを最大で16点に拡大。最終ピリオドの残り5分を切ってもウォリアーズの二桁リードは変わらず、このままワンサイドゲームで終わりそうな雰囲気の中、スパーズは最後までタオルを投げずに名門チームとしての意地を見せつけた。

ミルズ、ジノビリ、バータンズ、ゲイ、オルドリッジのラインアップでシーズン生き残りをかけたラスト5分間に臨んだスパーズは、ケビン・デュラントとクレイ・トンプソンへのボールディナイを徹底しながら守備を固めて猛反撃。オフェンスではジノビリのプレイメイクとオルドリッジのフィニッシュで14-4のランを展開し、残り時間57秒で2点差にまで迫る。

https://twitter.com/spurs/status/989006020939694081

第4戦と同じくスパーズが完全に流れを引き寄せたかに見えたが、ウォリアーズは残り時間36秒にデュラントがリードを4点に広げるクラッチジャンパーに成功。スパーズは続くポゼッションで痛恨のターンオーバーを出してしまい、そこで事実上の決着となった。

▼KDも終盤にステップアップ

https://twitter.com/NBAonTNT/status/989006488940134405

▼勘弁してください

KD – CLUTCH!#NBAPlayoffs | #DubNation pic.twitter.com/QEvKXstED9

— NBA on TNT (@NBAonTNT) April 25, 2018

ウォリアーズは、デュラントが25得点、トンプソンが24得点、ドレイモンド・グリーンが17得点/19リバウンド/7アシストと、オールスター組が大活躍。この日はスリーが絶不調(27本中5本成功)だったものの、ターンオーバーを最小限に抑えながら、トランジションオフェンスでスパーズを圧倒した。

ウォリアーズはカンファレンスセミファイナルで、第1ラウンドを無傷で勝ち上がったニューオリンズ・ペリカンズと対戦。カリーの復帰状況次第では、かなり厳しい戦いになるかもしれない。

ウォリアーズとペリカンズのシリーズで注目したいのは、フロントコートのマッチアップ。とりあえず先発は、マギーがアンソニー・デイビス、グリーンがニコラ・ミロティッチをガードする形になりそうだが、ウォリアーズとしてはミロティッチのマークで常にグリーンが外に出ている状態はあまり好ましくないだろう。スティーブ・カーHCのことなので、デュラントにミロティッチを守らせ、グリーンをラジョン・ロンドに付けてヘルプに専念させるといった大胆な戦略を持ち出してくる可能性もある。

Ginobili Forever

16 seasons… pic.twitter.com/B3JEM7hJif

— NBA on TNT (@NBAonTNT) April 25, 2018

一方で3年ぶりの第1ラウンド敗退となったスパーズは、オルドリッジが30得点/12リバウンド、パティ・ミルズが18得点、ジノビリが10得点/7アシストで奮闘。今季は連続シーズン50勝記録の終了やカワイ・レナードをめぐるドラマ、そしてポポビッチ夫人の死去など、暗いニュースが続いた1年だったが、チームはエース不在の中で最後まで本当に良く戦ったと思う。今季のオフシーズンはこれまで以上に課題が山積みだ。

もちろん最優先事項は、レナードの完全復活と延長契約だが、他にもトニー・パーカーやバータンズ、フォーブスとの再契約、さらにダニー・グリーンとルディ・ゲイは今夏にオプションを破棄してFAになる可能性がある。そして何よりもジノビリの去就…。

▼これが最後じゃないと信じたい

Oh, please don't let it end like this… #StillManu #ManuForever pic.twitter.com/mVrcppmNAV

— J.R. Wilco (@jollyrogerwilco) April 25, 2018

試合後、ウォリアーズの選手たちと健闘を讃え合ったジノビリは、最後に元チームメイトでもあるカーHCと言葉を交わし、そこでカーHCはジノビリに「Keep going, why not?」(続けるべきだ。そうしない理由はないだろう?)とアドバイス。テニス界のレジェンドであるロジャー・フェデラーの名前を挙げながら、「中国でフェデラーに会った。そこで『どうして現役を続けるのか?』と聞いてみたんだ。すると彼は『好きだからさ』と答えてくれた。もし君も同じ気持ちならば、続けるべきだ」とジノビリの現役続行を強く推していた。

"Keep going, okay? Why not?"

Manu Ginobili & Steve Kerr share a special moment after the Warriors' win over the Spurs. pic.twitter.com/fuFrDh3nt5

— NBA on TNT (@NBAonTNT) April 25, 2018

https://twitter.com/NBAonTNT/status/989010723480027136

またTNTで第5戦の解説を務めた元キングスのクリス・ウェバーは、「マヌが来季も戻ってきたがっているという噂を聞いた」とコメント。ジノビリ自身は試合後に「1~2カ月待ってみて、どう感じるか確かめたい。僕は決断を急ぐタイプじゃないからね」と去就について話していた。

プレイオフの試合でベンチ出場から二桁得点を安定して提供しつつ、クロージングラインアップで活躍できる選手は、何歳であれ引退してほしくない。あと1年と言わず、NBAの最年長記録(45歳)を更新するまで続けてほしい。本当にお願いします。

ボックススコア:「NBA」

76ersが4勝1敗で第1ラウンド突破 レブロンのブザービーターでキャブスがシリーズ王手

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