ウォリアーズがショーン・リビングストンを解雇
アンドレ・イグダーラに続き、ダイナスティのコアメンバーとして活躍した大ベテランがまた一人ベイエリアからいなくなってしまう。
ESPNによると、ゴールデンステイト・ウォリアーズは来季が契約最終年だったガードのショーン・リビングストンを解雇する決断をした模様。
ウォリアーズはウェイブ&ストレッチ条項を使い、リビングストンの残り1年の保証サラリー200万ドルを今後3シーズンに分割することで、来季の「タックス・エプロン」をギリギリで下回ることができる。
タックス・エプロンとは、ラグジュアリータックスレベルの上に設定されているチームサラリー総額のライン。2018-19シーズンの場合は、ラックスライン(1億3262万ドル)を約600万ドル超過した1億3892万ドル。サイン&トレードやミッドレベル例外条項(MLE)、バイアニュアル例外条項を使って選手と契約したチームは、その年のサラリー総額を“エプロン”以下に抑えなければならないルールがある(ハードキャップ状態)。
今夏のウォリアーズはサイン&トレードでディアンジェロ・ラッセルを獲得しているため、2019-20シーズンのサラリー総額を常に1億3892万ドル以下に保つ必要がある。これがリビングストンをウェイブ&ストレッチ条項で解雇しなければならなかった理由だ。
2014年にウォリアーズの一員となったリビングストンは、5シーズンで5.4得点を平均。ベンチPGとして5連連続ファイナル進出や3回の優勝に貢献した。
ESPNの報道によれば、FAとなるリビングストンは来季も現役を続行するつもりとのこと。
参考記事:「ESPN」