アンドリュー・ウィギンスがキャリアハイの31得点!!審判も驚くほどの成長ぶり
現地17日に行われたミネソタ・ティンバーウルブズ対デンバー・ナゲッツの試合で、ルーキーのアンドリュー・ウィギンスが自己最多となる31得点を記録。ウルブズは113対105でナゲッツを破り、今季7勝目を挙げた。
この日のウィギンスはゲーム開始から6本のフィールドゴールをすべて成功させ、第1Qだけで15得点を獲得。最終的にシュート成功数17本中11本の31得点をマークした他、9リバウンド、4アシスト、3ブロックを記録するオールラウンドな活躍をみせた。
▼ウィギンス、17日ナゲッツ戦ハイライト
カナダ出身のNBA選手で30得点以上を記録したのは、1998年のリック・フォックス以来、セルティックスのケリー・オリニクとウィギンスの2選手しかいない。
着実に進化中
デビューから最初の1ヵ月はそれほど目立った活躍がなく、一部では「期待外れのルーキー」などと厳しく批判されたウィギンスだが、12月後半あたりから一気にエンジンがかかり20得点以上のゲームを連発。同じくシュート成功率も10~11月に比べて大幅に改善されている。
▼ウィギンス、最初の20試合とその後の19試合のスタッツ比較
平均 | 1~20試合 | 21~39試合 |
出場時間 | 29.4分 | 36.6分 |
得点 | 11.9 | 18.6 |
FG% | 39% | 47% |
3P% | 41.4% | 41.5% |
リバウンド | 3.6 | 5.1 |
アシスト | 1.2 | 2.4 |
スティール | 1.1 | 1.2 |
ブロック | 0.4 | 0.7 |
▼1~20試合(左)と21~39試合(右)のショットチャート比較
ウィギンスの進化ぶりは彼のプレーを見れば誰の目にも明らかで、17日のナゲッツ戦では審判がわざわざウルブズのサンダースHCに「ここ1ヵ月でのウィギンスの成長は驚異的だ」と伝えたらしい。実際にウィギンスのスタッツは、リーグを代表するスーパースターたちのルーキーシーズン成績と比べても、それほど見劣りしなくなってきた。
▼スター選手たちのルーキーシーズン最初の39試合のスタッツを比較:
年齢 | PTS | REB | AST | FG% | STL | |
C.アンソニー | 19 | 18.4 | 6.2 | 2.8 | 40.4% | 1.2 |
K.デュラント | 19 | 19.5 | 4.2 | 2.1 | 40.2% | 0.8 |
K.アービング | 19 | 18.7 | 3.7 | 5.6 | 47.2% | 0.9 |
D.ローズ | 20 | 16.9 | 3.5 | 6.3 | 47.1% | 0.8 |
A.ウィギンス | 19 | 15.2 | 4.3 | 1.8 | 43.4% | 1.1 |
(※PTS=得点、REB=リバウンド、AST=アシスト、FG%=フィールドゴール成功率、STL=スティール)
ウィギンスのポテンシャルがフルに開花するその日が待ち遠しい。
Video:「YouTube」