ハリソン・バーンズのキャリアハイ36得点でキングスがシーズン白星スタート
16年ぶりのプレイオフ進出を目指すサクラメント・キングスが、現地10月20日に敵地モダ・センターで行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦に124-121で辛勝。2021-22シーズン開幕を白星で飾った。
今季開幕戦でのキングスは、ベテランフォワードのハリソン・バーンズが8本のスリー成功から36得点、8リバウンドで大活躍。バーンズにとって、得点とスリー成功数の両方で自己最多記録更新となる。
▼バーンズがこれまで一度も36得点に達したことがなかったのが意外
この日のキングスは、後半の大部分で二桁リードの主導権を掌握。第4Q残り6分を切った時点でも13点差と、このまま余裕の勝利を収めるかに見えたが、そこからブレイザーズに13-3の猛反撃を許してしまい、残り時間24秒で1ゴール差にまで迫られる。
さらに残り11秒には、インバウンズパスをスティールされて1点差に詰め寄られる痛恨のミスを犯してしまうが、その直後にバーンズがフリースローを2本沈めて再び3点リード。ラストポゼッションでは、リーグ最強のクラッチシューターであるデイミアン・リラードが延長戦を狙ったスリーに失敗し、キングスはギリギリで大逆転負けを回避した。
▼本当に紙一重の勝利だった
キングスはバーンズの他、ディアロン・フォックスが27得点/11アシスト、リショーン・ホームズが21得点/11リバウンドで勝利に貢献。この日がNBAデビュー戦だった2021ドラフト9位指名の新人デイビオン・ミッチェルは、FG6本中1本成功の3得点とオフェンス面で精彩を欠いたものの、リラードやCJに何本もタフショットを打たせるなど守備面で良い仕事をした。
一方で敗れたブレイザーズは、CJ・マッカラムが34得点、ユスフ・ヌルキッチが20得点/14リバウンドのダブルダブルで奮闘。ブザービーターに失敗したリラードは20得点/11アシストをマークするも、スリー9本すべてに失敗とシューティングが絶不調だった。
ボックススコア:「NBA」