ハワードが移籍後初マジックのホームでプレイ、39本のフリースロー、レイカーズが勝利
すさまじいブーイングのなか、ハワードが奮闘。レイカーズが4連勝。
12日のロサンジェルス・レイカーズ対オーランド・マジック戦。ドワイト・ハワードが移籍後初めてマジックのコートに足を踏み入れた試合だ。そのハワードが、39得点、16リバウンドの大活躍をみせ、アウェイのレイカーズを勝利に導いた。
ハワードは完全なヒールに
数年前まではオーランドの超人気者だったハワード。移籍前後のゴタゴタや最近の元チームメイトに対する発言などが原因で、いまではすっかり嫌われ者になってしまった。この日もハワードがボールを手にするたびに、すさまじいブーイングの嵐。最後の最後まで、「ドワイト・カワード(Coward – 弱虫)」、「Kobe’s Kid(コービーのお子ちゃま)」といった罵声が客席から飛んでいた。
そんな厳しい雰囲気を弾き飛ばすかのごとく、ハワードは今シーズン最高ともいえるパフォーマンスを披露。その結果、レイカーズが106対97でマジックに圧勝した。
この試合でハワードは、NBA記録タイとなる39本のフリースローをマーク。そのうちの25本を見事に決め、後半だけでみると20本中16本(8割)を成功させた。
今回の勝利でレイカーズは4連勝。オールスター以降の戦績は9勝2敗と、ついに波に乗り始めた感がある。ただ、これらの勝利はいずれも下位チーム相手(先日のブルズを除き)のもの。強豪チームのサンダーとナゲッツには、二桁の点差で惨敗している。
残りのシーズンでいかにしてエリートチーム相手に勝ち星をおさめられるかが、レイカーズがプレイオフに進出するための課題だ。ポテンシャルは十分すぎるほどにあるし、チームもより機能してきたようにみえる。今のペースで調子を上げていければ、LAがプレイオフのダークホースになるかも…。
Video&Thumbnail:「NBA – YouTube」