ペイサーズがインサイドでヒートを圧倒、シリーズを2勝2敗のタイに
28日のイースタンカンファレンス決勝第4戦は、高さで優るペイサーズがインサイドを支配し、99対92でヒートに勝利。第3戦の惨敗から見事に立ち直り、シリーズを2勝2敗のタイに戻した。
この日の試合は、ペイサーズのインサイド陣2人がダブルダブルの大活躍。ロイ・ヒバートが24得点と12リバウンド、デビット・ウェストが14得点、12リバウンドをそれぞれマークし、ペイントエリア内で攻守共にヒートを圧倒した。
▼ロイ・ヒバートの活躍:
ペイサーズが9点リードで迎えた第4Q残り9分。審判がペイサーズに対してショットクロックバイオレーションをミスコールしたことにより、ゲームの流れがやや変化する。
そこからヒートは14対2のランを展開し、一時逆転に成功。だがペイサーズはすぐに反撃して、残り1分の時点で4点のリードをつけた。
なんとしても1ゴール差に追いつきたいヒートだが、次のポゼッションでレブロン・ジェームズがスクリーン中にファウルを取られ、退場となる。そこに追い打ちをかけるように、残り26.9秒でドウェイン・ウェイドが放った3ポイントは、シュートは決まったもののトラベリングを取られてしまい無効に。ペイサーズがリードを守りきり試合は終わった。
ヒートでは、レブロンが24得点、6リバウンドをマークするも、ウェイドとクリス・ボッシュは怪我の影響もあってか、いまいちのパフォーマンス。ボッシュに至っては、出場時間29分でわずか7得点、3リバウンドと十分な仕事をこなせなかった。
▼まるで狙撃されたかのようなレブロンのフロップ(厳密に言えば、ウェストとのダブルフロップ)
ワンサイド・ゲームだった第3戦に比べ、第4戦はなかなか見ごたえのある試合だったが、「審判(特にジョー・クロフォード)がひどすぎた」とする批判の声があちこちでみられる。この日は、両チーム合計で55回のファウルが取られた。
一時は、「Terrible call(ひどいコール)」「Joey Crawford(ジョー・クロフォード)」「David Stern(デビッド・スターン)」といったキーワードがTwitterのトレンドに浮上したほどだ(スターンに関しては陰謀論がらみで)。
Thumbnail:「NBA – YouTube」