カンファレンス決勝はスパーズの圧勝でスタート、ランドルフを完全にシャットダウン
19日に行われた、スパーズ対グリズリーズのウェスタン・カンファレンス決勝第1戦。攻守共に絶好調だったスパーズが、105対83でグリズリーズに快勝した。
試合は、序盤からスパーズのペースで展開し、前半終了時点で14点のリードを付ける。第3Qにグリズリーズが巻き返しを図り、一時は6点差まで追い上げるも、スパーズが11-1のランですぐに応戦。第4Q開始時点で点差は再び二桁台となり、そこからはスパーズが大量リードを守りるかたちで、余裕の勝利を収めた。
トニー・パーカーがゲームハイの20得点、9アシストを獲得。前半から繰り返しグリズリーズのディフェンスに切り込んでいき、自らの得点を積み重ねただけでなく、味方がフリーでシュートを打てるチャンスを何度も作った。
▼パーカーの活躍
この試合、ティム・ダンカンは6得点とオフェンス面でこそ目立たなかったが、グリズリーズのインサイド陣相手に守りで活躍。ティアゴ・スプリッター、ボリス・ディアウらと協力し、ザック・ランドルフをわずか2得点(フィールドゴール1本)に抑える好ディフェンスを披露した。
スパーズはゲームを通して非常に効率よくボールを回し、チーム全体で28アシスト、40フィールドゴールを獲得。NBAトップレベルのディフェンス力を誇るグリズリーズ相手に、フィールドゴール成功率52.6%、スリーポイント成功率48.3%(29本中14本)をマークした。
▼スパーズ前半のシューティング
グリズリーズは、ベンチ出場のクインシー・ポンデクスターがチームハイの17得点を獲得。スパーズの鉄壁ディフェンスを前に、スタメンで二桁を得点できたのは、マイク・コンリーJrとマルク・ガソルの2人だけだった。
パーカーは試合後のインタビューで、「ロッカールームでは誰も喜んでいない。去年のカンファレンス決勝では、2勝0敗から負けたんだ。まだ先は長い」と語り、少しもガードを緩めない姿勢をみせた。
それもそのはず。今季のグリズリーズは、プレイオフ第1、第2ラウンドともに初戦敗北で始まったが、そこから見事に逆転し勝ち上がってきている。
Thunbnail:「YouTube」