トニー・パーカーがシーズンハイの31得点でピストンズを圧倒
現地12日にパレスで行われたサンアントニオ・スパーズ対デトロイト・ピストンズ戦は、スパーズのビッグスリーが合計60得点、18リバウンド、8アシスト、6スティールを獲得する大活躍。スパーズがピストンズを109-99で破り、9連勝を達成した。
2日連続アウェイ戦の疲れもあったのか、この日のスパーズは得点リーダーのカワイ・レナードが、FG7本中1本成功の7得点と絶不調。試合開始直後はラマーカス・オルドリッジがアグレッシブに攻めて連続得点を挙げるも、前日のネッツ戦と同様に他のスターターの立ち上がりが悪く、第1Q残り4分で8点ビハインドとピストンズに先手を取られた。
そこからマヌ・ジノビリやボリス・ディアウらの奮闘で11-0のランを展開し、第1Q終盤で何とかリードを奪取。スタメンがスロースタートを切り、セカンドユニットが流れを変えるというパターンは、今季スパーズの定番となっている。
スターターがベンチの勢いを引き継いだまま第2Q中盤を迎えると、それまで無得点だったトニー・パーカーに突然スイッチが入り、マッチアップしたレジー・ジャクソンを持ち前のクイックネスで翻弄。前半残り5分から第3Q残り7分にかけての10分間でフィールドゴール11本中10本成功の22得点を獲得し、試合をテイクオーバーした。
パーカーの大活躍により、第3Q残り3分で78-59の19点差を確保したスパーズだが、そこからピストンズが猛反撃を開始。控えガードのブランドン・ジェニングスを中心にしたハイペースなバスケで16-5のランを展開し、第4Q序盤で一桁点差まで巻き返すことに成功する。
その後もピストンズは何とか食い下がり、時間残り4分40秒で6点差に詰め寄ったが、スパーズはパーカーやオルドリッジのフィールドゴールで応戦。試合終了までの4分間を15-11でアウトスコアし、ピストンズの追随を振り切った。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 24 | 29 | 28 | 28 | 109 |
DET | 25 | 19 | 22 | 33 | 99 |
スパーズは、パーカーが自己シーズン最多の31得点をマーク。ジノビリが15得点、ティム・ダンカンが14得点/9リバウンドを獲得した。2005年NBAファイナルでスパーズ優勝の中心を担った3人が、約11年経った今なお主力として活躍し、同じようにデトロイトでチームを勝利に導いたというのは、ファンとしてすごく感慨深い。
他には、オルドリッジが22得点/13リバウンドで勝利に大貢献。開幕当初に比べてずいぶんとチームに馴染み、いよいよ本来の実力を十分に発揮できるようになってきた印象で、1月に入ってからの5試合では平均20.6得点、10.6リバウンド、FG成功率55.4%のダブルダブルを記録している。
一方のピストンズは、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープがチームハイの25得点をマーク。前半のファウルトラブルで出場時間が制限されたアンドレ・ドラモンドは17得点、10リバウンドを獲得している。また昨季までスパーズにいたセンターのアーロン・ベインズは、19分の出場で15得点/9リバウンドと奮闘した。
▼ポープ
この日の勝利でスパーズは、今季成績を首位ウォリアーズから3ゲームビハインドの34勝6敗に更新。次は現地14日に本拠地AT&Tセンターでクリーブランド・キャバリアーズと対戦する。
Screenshot via H-E-B
ボックススコア:「NBA」