トンプソンの第3Q27得点とグリーンのトリプルダブルでウォリアーズがサンズを蹂躙
クレイ・トンプソンがスリー8本成功でシーズンハイの43得点を記録し、ドレイモンド・グリーンが16得点、11リバウンド、10アシスト、5スティールのトリプルダブルを獲得。ステファン・カリーもカリーなパフォーマンスを披露して、18日ぶりのホームゲームに燃えるゴールデンステイト・ウォリアーズが、オラクルアリーナでフェニックス・サンズを完膚なきまでに叩きのめし、今季成績を25勝1敗に伸ばした。
第2Q残り5分の時点ではサンズが4点差でリードしていたこの日の試合だが、そこからウォリアーズが第3Q終りにかけての17分間で67-23の怒涛のランを展開。まずカリー、トンプソン、グリーンの8本連続フィールドゴールでハーフタイムまでに13点リードを奪うと、第3Qには覚醒したトンプソンがクォーター27得点をスコアする…。
この間にトンプソン、カリー、グリーンの3選手は、9本のスリーを含む32本中23本のシュートを成功させ、チーム67得点中65得点を獲得。さらに最初の3クォーターを通して、カリーとトンプソン2人の得点(68点)がサンズのチーム得点(65点)をアウトスコアする形となり、第3Q終了時点で40点差を奪うという圧倒的なオフェンス力を見せた。
ゾーンに入った時のウォリアーズは不自然なほどに強すぎて、ただただ笑いがこみ上げてくる。なお第3Qの46得点は、今季リーグの最多クォーター得点だ(2位もウォリアーズで12月8日ペイサーズ戦第1Qの44点)。
▼第2Q5:00~第3Q0:00、ウォリアーズショットチャート
ウォリアーズがアクセル全開でショットを沈め始めると、大抵のチームはつられてペースを上げてしまう傾向にある。この日のサンズもそうだった。スリーにはスリーで、ファーストブレイクにはファーストブレイクで真っ向から対抗しようとするのだが、これが大きな間違いだ。トランジションやアウトサイドショットの質が違いすぎて、アップテンポなゲームを得意とするサンズでもまったく相手にならない。次第にウォリアーズのラン&ガンについていけなくなり、ディフェンスがボロボロになってしまう。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
PHX | 28 | 18 | 19 | 38 | 103 |
GSW | 26 | 33 | 46 | 23 | 128 |
ウォリアーズは、トンプソンの43得点の他に、カリーが14本中10本のFG成功で25得点、7アシストをマーク。また、グリーンがトリプルダブルを獲得するのは今季すでに4度目で、キングスのレイジョン・ロンドと並ぶリーグ最多記録となる。
ボックススコア:「NBA」