パウ・ガソルが40得点のモンスターパフォーマンス、スペインがユーロバスケット決勝へ
現地17日にフランスで行われたユーロバスケット2015準決勝のフランス対スペインは、オーバータイムにおよぶ死闘の末、スペインが80-75で勝利。前大会王者を破ってファイナル進出を決め、4大会連続となるメダルを確定させた。
この日のスペインは、9点ビハインドで迎えた第4Q残り6分から、パウ・ガソルの奮闘で猛反撃。10-0のランを展開して逆転に成功し、残り16秒には3点リードを奪うも、続くポゼッションでフランスのニコラス・バトゥームが同点のスリーを沈め、試合は延長戦に突入する。
OTも1ゴール差を争う大接戦となったが、ガソルがラスト1分15秒で8連続得点を獲得し、スペインを勝利へと牽引。一方でフランスは、3点差を追いかけていたOT残り15秒でバトゥームに3本のフリースローが与えられ、再び同点のチャンスを手にするも、3本すべてに失敗してしまった。
スペインは、ガソルがゲームハイの40得点、11リバウンドのダブルダブルと3ブロックの大活躍。ペイントエリア内で11本のフィールドゴールを成功させ、NBA屈指のリムプロテクターであるルディ・ゴベールをインサイドゲームで圧倒した。
▼パウ・ガソル、フランス戦ハイライト
敗れたフランスは、バトゥームが14得点、7リバウンド、ゴベールが8得点、13リバウンドをマーク。その一方で、司令塔のトニー・パーカーはFG成功率23.5%の10得点とスコアが振るわなかった。
OT残り1分14秒の正念場で5ファウルにより退場したゴベールは、この日のファウル判定に納得がいかなかった様子。
https://twitter.com/rudygobert27/status/644624771242659840
「相手は僕にタッチできて、僕は相手にタッチできない。この状況でプレーするのは難しい!厳しい敗北だった。こんな形で負けるのは辛いが、僕たちは立ち直るよ!!」
– ルディ・ゴベール
このゴバートツイートに対して、ウルブズのリッキー・ルビオが「プロフェッショナルな振る舞いじゃない」とツッコミを入れていた。
スペインは現地20日に行われるファイナルで、セルビア対リトアニアの勝者と金メダルを争う。
ボックススコア:「FIBA」