ユーロの次世代スター候補たちがFIBA欧州選手権で大活躍中
国際試合から引退したトニー・パーカーとダーク・ノビツキーをはじめ、バックスのヤニス・アデトクンボやジャズのルディ・ゴベール、ナゲッツのニコラ・ヨキッチ、NBAデビューが決まったミロス・テオドシッチなど、ヨーロッパを代表する複数のビッグネームが不参加となった今年のFIBA欧州選手権(ユーロバスケット2017)だが、代わりに次世代のスター候補たちが連日好パフォーマンスを見せ、しっかりと大会を盛り上げている。
その筆頭を務めるのが、“ユニコーン”ことニックスのクリスタプス・ポルジンギスだ。
ラトビア代表として出場中のポルジンギスは、グループラウンド2試合で24.3得点、4.5リバウンドを平均。現地2日に行われたベルギー戦では、トランジションから強烈なプットバックダンクをワンハンドで叩き込み、会場を沸かせた。
来季にキングスからNBAデビューを飾るセルビア代表のボグダン・ボグダノビッチも絶好調で、2試合で大会3位となる24.5得点を平均。ポルジンギス率いるラトビアとの対戦では、得意のステップバック・ジャンプショットを次々と沈め、30得点をマークしている。
▼ボグダノビッチ
さらにブルズルーキーのラウリー・マルケネンも20歳ながら立派にフィンランドのメインスコアラーを務め、3試合で24.3得点、3P成功率53.8%を記録。他にもホークスのデニス・シュローダー(ドイツ)が3試合で25.0得点/5.3アシスト、ニックスのウィリー・エルナンゴメス(スペイン)が13.5得点/10.0リバウンド/2.5ブロックを平均と、各国の若手組が大奮闘している。
その一方で、ベテラン勢も若手たちに負けていない。ヒートのゴラン・ドラギッチはスロベニアのエースとして3試合で大会1位の26.3得点を平均し、チームを3勝0敗に牽引。
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優勝候補のスペインからは、ガソル兄弟やリッキー・ルビオが存在感を示しており、現地2日のチェコ戦では、マーク・ガソルが兄パウとのハイローからローポストでダブルチームを引きつけ、見事なノールックアシストを決めた。
ユーロバスケット2017は、グループラウンド4日目を終えた時点で、グループAのスロベニア、グループCのスペインとクロアチア、グループDのロシアの4チームが無敗を維持している。