ドワイト・ハワード、来季オプション破棄でFAに
ヒューストン・ロケッツのベテランセンター、ドワイト・ハワードが、7月にフリーエージェントとなることを正式に決意した模様。報道によると、ハワードは契約最終年となる2016-17シーズンのプレーヤーオプション(2320万ドル)を破棄する意向をチームに伝えたとされている。
2014-15シーズンにはウェスタンカンファレンスファイナルまで進出したロケッツだったが、昨季は11月にヘッドコーチを解任するなど序盤からつまづき、シーズン41勝41敗でウェスト8位、プレーオフでは第1ラウンド5試合で敗退。ハワードはレギュラーシーズン71試合の出場で、2004-05のルーキーシーズン以降最低となる13.7得点、8.5フィールドゴール・アテンプトを平均した。
▼ハワード、2015-16ダンク176本
ESPNによると、ロケッツのGMやCEOはハワードに残留するよう説得したそうだが、ハワードはシーズン後のインタビューで、オフェンス面での役割の少なさなど、チームの方針に対して不満を持っていた、と語っている。
「僕の役割が減らされたように感じていた。そこでGMのダレル・モーリーに『もっと(オフェンスに)関与したい』と訴えたんだ。するとダレルは、『いや、我々はそう望んでいない』と言った。僕の返答は、『どうして?なら、なぜ僕はここにいる?』だったよ。コーチではなく、彼から言われたのがショックだった」
– ドワイト・ハワード
すでに30歳になったハワードにとって、今年のFAは大型契約を獲得するキャリア最後のチャンスになりそうだ。2320万ドルという高額オプションを破棄しての新天地探しとなったが、来季はサラリーキャップ上限が大きく跳ね上がるので、魅力的なオファーを提示するチームが複数出てくるだろう。
なおロケッツは、ハワードと再契約しないことで約4500万ドルのキャップスペースが確保できる。
Image via Houston Rockets
参考記事:「ESPN」