ウォリアーズのエジーリとスペイツが移籍へ
今年のオフシーズンは、スーパースターのケビン・デュラントを獲得すると同時に、今後数年間にわたり最大のカンファレンス・ライバルになると予想されていたオクラホマシティー・サンダーを弱体化させることに成功したゴールデンステイト・ウォリアーズ。その代償として、2015年のNBA制覇、および昨季のレギュラーシーズン新記録樹立に大貢献したロールプレーヤーたちの多くを失うこととなった。
スタメンだったハリソン・バーンズとアンドリュー・ボガットはダラス・マーベリックスへと移り、大ベテランのリアンドロ・バルボサは古巣のフェニックス・サンズ、ブランドン・ラッシュはミネソタ・ティンバーウルブズと契約合意。さらに現地8日には、フェスタス・エジーリがポートランド・トレイルブレイザーズ、マリース・スペイツがロサンゼルス・クリッパーズへの移籍を決めたようだ。
報道によると、エジーリは2年/1520万ドル(2年目チームオプション)、スペイツはミニマムサラリーでの契約だという。今夏FAビッグマンたちの契約額を考えると、2人とも安い。
特に、GSWファンたちの間で人気があったスペイツが、ミニマム契約での移籍を選んだのには驚きだ。またエジーリは、アンドレ・イグダーラのエイプリルフールのジョークが違う形で実現することとなった。
スペイツは、ウォリアーズでの3シーズンで平均8.0得点、3.8リバウンドを記録。昨季はシュートレンジも広がり、リーグアベレージを上回る38.7%の確率でスリーを沈めている。2012年ドラフト全体30位指名のエジーリは、3シーズンで4.2得点、4.3リバウンドを平均した。
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一方でウォリアーズは、FAのザザ・パチュリアとデビッド・ウェストを格安契約で獲得して、大きな穴ができたフロントコートを補強。さらに、ジェイムス・マイケル・マカドゥーとイアン・クラークの2選手と1年の再契約で合意した。
参考記事:「Yahoo Sports」