オデン、王者マイアミ・ヒートと契約
グレッグ・オデンを覚えていますか?アメリカのバスケットマンです。またバスケがしたくなったそうです。この度、王者ヒートへの加入が決まりました。
ESPNの報道によると、マイアミ・ヒートが2日、センターのグレッグ・オデンとプレーヤーオプション付きの2年ミニマム契約を結ぶことで合意した。チームからの正式な発表はまだないが、複数のNBA情報筋が伝えている。
まるで40代半ばのような風貌を持つオデンだが、実はまだ25歳。2007年のドラフト全体1位指名でブレイザーズに入団。NBAを代表するビッグマンに成長するだろうと大きな期待がかけられていたが、度重なる膝の怪我と手術に見舞われ、本来のポテンシャルを発揮しきれないままNBAの第一線から退くこととなった悲運の選手だ。
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最後に試合に出場したのは2009年12月5日で、それ以来、選手として一度もNBAのフロアに足を踏み入れていない。
ヒートはオデンをチームに加えることで、弱点の一つであるインサイドの補強を期待している。今回のニュースを受け、Twitter上では「NBA史上初、ヒートが父子デュオを実現」と題された画像が出回っていた。
オデン、今季こそ!
このオフシーズンに、複数のチームからラブコールを受けていたオデン。ヒートを選んだ理由について次のように語った:
「もちろん、世界一の選手(レブロン)と一緒にプレーでき、優勝をかけて戦えるというのは、大きなセールスポイントだった。だがそれ以上に気に入ったのは、僕がチームに何かをプラスできると本気で思ってくれたことだ。ヒートは僕抜きで2連覇を果たしている。そんなチームが、僕を獲得するために必死になってくれたことがとてもうれしい」
-by グレッグ・オデン via Grant Land
今のところ、オデンがどのような活躍をみせるのか、まったく想像がつかない。オデンは自身のコンディションについて、「100%とはとても言えない。動きも調子もいいが、まだやるべきことはたくさんある」と語っているが、怪我再発のリスクは確実にある。
だが、もしオデンが健康状態を保ち続けることができるなら、彼のサイズはチームにとって大きなプラスとなるだろう。特にプレイオフで、ペイサーズのようなベビー級のチームと対戦する際には。
とにかく怪我だけはないように祈りながら、オデンの復活を応援したい。
Thumbnail by Erik Daniel Drost via Flickr
ソース:「NBC Sports」