デュラント、マックスサラリー以下での再契約にも前向き?
スタープレイヤーを集めたスーパーチームを上手く機能させ、持続させるには、選手たちの自己犠牲が欠かせない。コート上でのボールシェアはもちろんのこと、サラリーの面でもある程度の譲歩が必要となる場合があり、ビッグスリー時代のマイアミ・ヒートも、レブロン・ジェイムスやドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュらがペイカットを受け入れることで、4年連続ファイナル進出のダイナスティが成立した。
今オフシーズンは、ケビン・デュラント(プレイヤーオプション)とステフィン・カリーに加え、アンドレ・イグダーラとショーン・リビングストンもFAとなるため、人事で大きな決断を迫られることになるスター軍団のゴールデンステイト・ウォリアーズ。だが幸いにも、デュラントはチームのコアを維持するために、マックスサラリー以下での再契約も前向きに検討する意思があるそうだ。ESPNがリーグ関係者から得た情報として伝えている。
ウォリアーズは今夏FAでデュラントにマックス契約(年棒約3540万ドル)をオファーする場合、キャップスペースを確保するために、イグダーラかリビングストン(あるいは両方)の権利を放棄して、キャップホールドをクリアする必要がある。そうなればイグダーラ/リビングストンとキャップを超えて再契約できなくなるので、どちらかを失う可能性が高い(KDにマックスをオファーする場合、2人と再契約するにはベテランミニマムもしくはミッドレベル例外条項しか選択肢がない)。
だがデュラントが来季契約をオプトインするか、もしくはノン・バード例外条項(今季サラリーの120%で年棒3180万ドル)での契約を受け入れれば、キャップを考慮する必要がなくなるので、ウォリアーズはイグダーラとリビングストンのバード権利を使って、2人の望む金額で再契約することができる。この場合、デュラントは年棒にして約400万ドルのペイカットとなる。
ESPNによれば、フェニックス・サンズやミネソタ・ティンバーウルブズなど複数のチームが今夏FAでイグダーラの獲得を狙っているとのこと。
参考記事:「ESPN」