TunaDrama
  • Home
  • ブログ
  • News
  • Video
  • FIBA
  • Twitter
  • Facebook
2017NBAファイナル 第1戦
2017 6 3

【2017NBAファイナル第1戦】ウォリアーズがホームで圧勝

2017, ウォリアーズ, キャブス, ファイナル, 第1戦 13

現地6月1日にオラクルアリーナで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズの2017NBAファイナル第1戦は、ウォリアーズが試合を通して攻守で圧倒し、113-91で勝利。昨年のファイナルと同じく、ホームチームが快勝を収める形でシリーズがスタートした。

KDが大暴れ

この日のウォリアーズは、ケビン・デュラントがMVP級のパフォーマンスでオフェンスを牽引。序盤からトランジションやバックドア・カット、ペネトレーションでダンクを連発し、チームに勢いを与えると、後半からは外のショットも高確率で沈め、最終的にゲームハイの38得点、8リバウンド、8アシストを記録した。

レブロン・ジェイムスをはじめ、イマン・シャンパートやリチャード・ジェファーソンらがデュラントのガードを試みたが、誰も対応できず。前半にスリーポイントラインを警戒しすぎて、デュラントにイージーな得点を何本も許してしまったキャブスは、後半からペイントエリアの守備を固めようとするが、すると今度はマークが薄くなったステフィン・カリーにトランジションでロングレンジを沈められるという悪循環に陥った。

▼カリーは第3Qに14得点

Steph sizzles with 14 of his 26 points in the 3rd quarter on #NBAonABC!#NBAFinals pic.twitter.com/S9QjJRLhez

— NBA (@NBA) June 2, 2017

ウォリアーズはデュラントの他に、カリーが28得点、10アシストを記録。二桁得点に達したのはKDとカリーのみで、クレイ・トンプソンはFG16本中3本成功の6得点と、引き続きシューティングが振るわなかったが、守備面ではレブロンやアービング、ラブまで幅広くスイッチしながら素晴らしい仕事をした。ESPNによると、前半のキャブスは、トンプソンにガードされた際のフィールドゴール成功数が9本中わずか1本だったという。

GSWのディフェンス

前半だけで15本のレイアップに失敗し、スリー成功数がチーム合計で33本中12本と、オフェンス面では決して100点満点とは言えなかったウォリアーズだが、守備はいつにもまして強烈だった。

トンプソンやデュラント、ドレイモンド・グリーンのアイソレーション・ディフェンスだけでなく、ヘルプやローテーション、シューターへのクローズアウトなどチームワークもほぼ完璧。パスレーンを的確に潰しながら、キャブスにタフショットやターンオーバーを連発させ、そこから素早くトランジションオフェンスに繋げて、試合のペースを握った。この日のウォリアーズは、ファーストブレイク得点で27-9とキャブスを大きく上回っている。

キャブスは昨年のファイナルと同様、カリーに対して集中的にピック&ロールを仕掛け(カリーのマークマンにスクリーンをセットさせ)、レブロンかアービングとのマッチアップに引きずり込む戦略で突破口を開こうとしたが、ウォリアーズはオフボールで事前にスイッチするなどしてカリーを保護:

▼グリーンがKDとカリーにオフボールでスイッチするように指示し、カリーをレブロンに付けたいキャブスの狙いを事前に阻止。

次にローポストでミスマッチを攻められそうになると、グリーンは逆サイドから迅速にヘルプに入り、キャブスにターンオーバーを出させた。

またカリーがピック&ロールを守備しなければならなかった場合は、スクリーンをヘッジするかアンダーするかして、なるべくスイッチから生じるミスマッチを回避。ペネトレーションで突破された際には、後方のグリーンとデュラントが見事なローテーションを見せ、ゴールを守った。

このプレイはキャブスの必勝パターンで、他のチーム相手ならラブのオープンスリーに終わる場合が多いが、グリーン/デュラントの機動力とウィングスパン、守備IQの高さがそれを難しくしている。

このようにして、ウォリアーズは昨季ファイナルで弱点になったカリーのピック&ロール守備をカバー。ウォリアーズの守備は確実に進化している。

ターンオーバー

敗れたキャブスは、レブロンが28得点/15リバウンド/8アシスト、カイリー・アービングが24得点、ケビン・ラブが15得点/21リバウンドをマーク。序盤からケアレスパスやオフェンスファウルなどミスが多かったものの、レブロンとアービングがアイソレーションからタフショットを沈めて、ハーフタイムで8点差と食い下がったが、第3Q開始からウォリアーズに13連続得点を許して一気に21点リードを奪われると、その後は点差を一桁に縮められないまま終わった。

第1戦で大きな差が出たのはターンオーバーの数で、ウォリアーズが4回だったのに対し、キャブスが20ターンオーバーを記録。キャブスはスティールを1本も獲得できておらず、さらに前半だけでウォリアーズに11オフェンスリバウンドを奪われている。ビッグスリーの他は、リチャード・ジェファーソンが9得点をあげたが、J.R.スミスが3得点、トリスタン・トンプソン、カイル・コーバー、デロン・ウィリアムズの3選手が0得点と、カンファレンスシリーズで貢献していたサポーティングキャストが完全にシャットダウンされた。

試合後、記者から「今夜のウォリアーズで最も際立っていた部分は何だと思う?」と尋ねられたレブロンは、「KDだ」と即答。敗因については、ターンオーバーとトランジション失点の多さを挙げた。

ファイナル第2戦は現地4日に再びオラクルアリーナで行なわれる。

ボックススコア:「NBA」

カルロス・ブーザー「ネイト・ロビンソンは最高のチームメイト」 デュラント、マックスサラリー以下での再契約にも前向き?

Related Posts

ウォリーアズ マブス 第1戦

ブログ

【2022ウェスト決勝】ドンチッチを封じ込めたウォリアーズがマブスとの第1戦に圧勝

ウォリーアズ グリズリーズ 第6戦 2022

ブログ

クレイとルーニーの活躍でウォリアーズが第6戦快勝、3年ぶりのカンファレンス決勝進出へ

ペイトン2世 骨折

ブログ

ウォリアーズのペイトン2世がひじ骨折、最低でも3週間の離脱へ

バックス ウォリアーズ 2022

ブログ

バックスとウォリアーズが4勝1敗で第1ラウンド突破

特集

  • 2016年オールスターのスラムダンクコンテストが何度見ても最高すぎる

    2016年オールスターのスラムダンクコンテストが何度見ても最高すぎる

    2021年9月1日
  • ステフィン・カリーが再び40得点、教科書に載せるべき第4Qパフォーマンス

    ステフィン・カリーが再び40得点、教科書に載せるべき第4Qパフォーマンス

    2021年11月20日
  • グリズリーズ背番号22のデズモンド・ベイン、2月2日の試合で「2」に愛されまくる

    グリズリーズ背番号22のデズモンド・ベイン、2月2日の試合で「2」に愛されまくる

    2022年2月4日
  • ベスト・オブ・NBA:デマー・デローザンのフットワーク

    ベスト・オブ・NBA:デマー・デローザンのフットワーク

    2017年9月10日
  • マヌ・ジノビリの永久欠番スピーチ

    マヌ・ジノビリの永久欠番スピーチ

    2019年6月20日
  • ステフィン・カリーがプレイオフ含むキャリア3P成功数で歴代首位に浮上

    ステフィン・カリーがプレイオフ含むキャリア3P成功数で歴代首位に浮上

    2021年11月15日
  • マブスのリック・カーライルHC「ポストアップは時代遅れ」

    マブスのリック・カーライルHC「ポストアップは時代遅れ」

    2020年6月3日
  • レブロンのバスケットボールIQの高さが良く分かる30秒間

    レブロンのバスケットボールIQの高さが良く分かる30秒間

    2017年6月12日
  • 2019-20NBAアワード予想その2: DPOYとオールディフェンシブチーム

    2019-20NBAアワード予想その2: DPOYとオールディフェンシブチーム

    2020年7月5日

NEW

  • セルティックス ヒート 第2戦 2022スマート&ホーフォード復帰のセルティックスが第2戦でヒートに圧勝、シリーズ1勝1敗に
  • ウォリーアズ マブス 第1戦【2022ウェスト決勝】ドンチッチを封じ込めたウォリアーズがマブスとの第1戦に圧勝
  • オール・ルーキー・チーム 2021-222021-22シーズンのオール・ルーキー・チーム発表、トップ5位指名中4人が1stチーム入り
  • マジック 1位指名オーランド・マジックに18年ぶりの幸運、2022年NBAドラフト1位指名権獲得
  • マブス サンズ 第7戦マブスがサンズとの第7戦で記録的な大勝利、11年ぶり5度目のウェスト決勝進出へ
  • ウォリーアズ グリズリーズ 第6戦 2022クレイとルーニーの活躍でウォリアーズが第6戦快勝、3年ぶりのカンファレンス決勝進出へ
  • マブス サンズ 第6戦マブスがサンズとの第6戦に圧勝、今季プレイオフ第一号の第7戦突入へ
  • ジェイソン・テイタム 46得点セルティックスのジェイソン・テイタム、負けたら終わりの第6戦で46得点の躍動
  • ダニー・グリーン ひざ76ersのダニー・グリーン、今季最後の試合で左ひざ前十字靭帯断裂の大怪我
  • ヒート 76ers 第6戦 2022ヒートが4勝2敗で76ersとのシリーズ制覇、2年ぶりのカンファレンス決勝進出へ

ポピュラー

  • スマート&ホーフォード復帰のセルティックスが第2戦でヒートに圧勝、シリーズ1勝1敗に
    スマート&ホーフォード復帰のセルティックスが第2戦でヒートに圧勝、シリーズ1勝1敗に
  • 【2022ウェスト決勝】ドンチッチを封じ込めたウォリアーズがマブスとの第1戦に圧勝
    【2022ウェスト決勝】ドンチッチを封じ込めたウォリアーズがマブスとの第1戦に圧勝
  • 2021-22シーズンのオール・ルーキー・チーム発表、トップ5位指名中4人が1stチーム入り
    2021-22シーズンのオール・ルーキー・チーム発表、トップ5位指名中4人が1stチーム入り
  • オーランド・マジックに18年ぶりの幸運、2022年NBAドラフト1位指名権獲得
    オーランド・マジックに18年ぶりの幸運、2022年NBAドラフト1位指名権獲得
  • マブスがサンズとの第7戦で記録的な大勝利、11年ぶり5度目のウェスト決勝進出へ
    マブスがサンズとの第7戦で記録的な大勝利、11年ぶり5度目のウェスト決勝進出へ
  • 【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
    【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
  • カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
    カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
  • クレイとルーニーの活躍でウォリアーズが第6戦快勝、3年ぶりのカンファレンス決勝進出へ
    クレイとルーニーの活躍でウォリアーズが第6戦快勝、3年ぶりのカンファレンス決勝進出へ
  • ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る
    ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る
  • ヒートが4勝2敗で76ersとのシリーズ制覇、2年ぶりのカンファレンス決勝進出へ
    ヒートが4勝2敗で76ersとのシリーズ制覇、2年ぶりのカンファレンス決勝進出へ

ランダム

  • ルカ・ドンチッチ ジョーダンルカ・ドンチッチ、「20-5-5」の連続試合記録でジョーダンに並ぶ
  • ウォリアーズ ブレイザーズ 第2戦 2019ウォリアーズが17点差から大逆転でシリーズ2連勝
  • ダニエル・ギブソン ラップダニエル・ギブソンがバスケ選手からラッパーにジョブチェンジ
  • マブス 連勝再びスリー好調のマブスが第2戦でクリッパーズ撃破、シリーズ2勝0敗へ
  • ラジョン・ロンド レイカーズどうしてラジョン・ロンド?

アーカイブ

About

  • Home
  • Privacy Policy
  • About

NBAサイト&ブログ

  • Bulls Fan in Japan (シカゴ・ブルズのファンサイト)
© TunaDrama 2022
Powered by WordPress • Themify WordPress Themes