テイショーン・プリンス、古巣グリズリーズのフロント入りへ
メンフィス・グリズリーズがテイショーン・プリンスをフロントの一員としてチームに迎え入れる模様。メンフィスの日刊紙『The Commercial Appeal』が複数のリーグ関係者から得た情報として伝えている。
報道によると、プリンスはクリス・ウォレスGMの下でスペシャルアシスタントを務める見込みとのことだ。
2002年ドラフトでデトロイト・ピストンズから全体23位指名を受けNBAデビューしたプリンスは、2016年までのキャリア14シーズンで11.1得点、4.3リバウンドを平均。複数のポジションを守れる万能なディフェンダーとしてすぐに頭角を現し、2004年ピストンズのリーグ制覇に大貢献した他、4度のオール・ディフェンシブ・2ndチーム選出、さらに2008年北京オリンピックでチームUSAの一員として金メダルを獲得するなど、数々の成功を収めた。
▼2004年ファイナル第3戦ではコービーを11得点に抑える好守備
プリンスはピストンズで10シーズン半をプレイした後、2013年1月にグリズリーズへとトレード移籍。グリズリーズでの在籍期間は2年と短かったものの、ロッカールームやオフコートでのまとめ役としてリーダーシップを発揮し、選手たちからの信望を集めていたという。
「彼(プリンス)は良き友人であり、素晴らしいロッカールーム・ガイだ。A-1級の人間であり、どのようにチームをまとめるべきかを心得ている。彼はチャンピオンだよ」
– トニー・アレン
フロント職は未経験のプリンスだが、ザック・ランドルフやトニー・アレン、ビンス・カーターらチームを引っ張ってきた大ベテランたちがいなくなるグリズリーズにとって、頼もしい存在になるだろう。
Image by Sean Davis
参考記事:「The Commercial Appeal」