トニー・パーカー、怪我でプレーオフ全休へ
サンアントニオ・スパーズが現地4日、ポイントガードのトニー・パーカーが左足の怪我により今季残りのプレーオフを全休することを発表した。
パーカーが負傷したのは、現地3日に行われたロケッツシリーズ第2戦の終盤。フローターを放った後にフロアに倒れ込むと、自力で立ち上がることができず、スタンドから「トニー」コールが巻き起こる中、チームメイトに抱えられながらロッカールームへと退場した。翌日のMRI検査の結果、左足の大腿四頭筋腱断裂と診断され、復帰時期は今のところ未定で後日発表となっている。
今季レギュラーシーズンではルーキーシーズン以降でキャリアワーストとなる平均10.1得点を記録したパーカーだが、プレーオフに入ってからは調子を上げており、第1ラウンドと第2ラウンドの6試合で15.9得点、FG成功率52.6%を平均。ラマーカス・オルドリッジがスランプ気味の中、チームのセカンドオプションとして勝利に貢献してきた。ここ数年のポストシーズンで自己ベストなパフォーマンスを見せていただけに、本当に残念で仕方がない。
パーカーがプレーオフの試合を欠場するのは、16年のキャリアで今回が初となる(ポストシーズン221試合出場)。
ただでさえボールハンドラー/スラッシャーが不足しているスパーズにとって、パーカーの離脱は大打撃だ。代わりの先発PGにはパティ・ミルズが起用されると見られており、マヌ・ジノビリやジョナサン・シモンズの出場時間が増え、さらにカワイ・レナードもポイント・フォワードとしてオフェンス面での負担が増すことだろう。そしてロケッツとのシリーズを勝ち抜くためには、オルドリッジがリズムを取り戻し、第2の得点源として大きくステップアップする必要がある。
ソース:「Spurs」