【ECF第3戦】レブロンのトリプルダブルでキャブスがOT戦に勝利、ファイナルまであと1つ
クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェイムズが、現地24日に行われたアトランタ・ホークスとのイースタンカンファレンスファイナル第3戦で、37得点、18リバウンド、13アシストのトリプルダブルを獲得。キャブスはオーバータイムでホークスを破り、ファイナル進出まであと1勝に迫った。
この日のレブロンは立ち上がりが非常に悪く、試合開始から10本連続でフィールドゴールに失敗。第2Q序盤まで無得点のスロースタートだったが、フリースローで最初の得点を決めると徐々にエンジンがかかり、同時にキャブスのオフェンスもリズムに乗り始めた。
前半終了直前には、絶好調だったホークスのアル・ホーフォードが、ルーズボール争いでマシュー・デラベドバにエルボードロップを食らわせ、フレイグラントファウル2で退場してしまう。
▼ハーフタイムショーはアクロバティック・チワワ
後半に入ってからは、レブロンがさらにギアを上げ、22得点、9リバウンド、7アシストを叩き出す大活躍をみせるも、ホークスが第4Q序盤から猛反撃を展開して逆転。キャブスは残り時間1分で1点ビハインドという大ピンチに陥ったが、トリスタン・トンプソンが最後に攻守でファインプレーを決め、試合をオーバータイムに持ち込んだ。
▼4 on 5の状況でトンプソンがクラッチブロック!!
レブロンはOT開始早々に捻挫した様子で、足を引きずる姿を見せていたが、ベンチに下がらずそのままプレーを続行。動きにキレがなくなり、シュートミスやターンオーバーを重ねてしまうが、キャブスの1点ビハインドで迎えた残り36秒では、左コーナーから逆転のスリーポイントに成功。さらに次のポゼッションでもドライブからバンクショットを沈め、執念でチームを勝利に導いた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | OT | ||
ATL | 24 | 25 | 27 | 28 | 7 | 111 |
CLE | 21 | 27 | 33 | 23 | 10 | 114 |
▼レブロン・ジェイムス、トリプルダブル
キャブズは、レブロンのトリプルダブルの他、イマン・シャンパートとデラベドバのバックコートコンビが17本中8本のスリーを成功させ、合計で32得点をマーク。J.R.・スミスは17得点、10リバウンドのダブルダブルで貢献した。
5ファウルに陥りながらも正念場でクラッチープレーをみせたトンプソンは、FG成功率71.4%で10得点、7リバウンドを記録している。
敗れたホークスは、右足首を負傷したカイル・コーバー不在の中、最後の最後まで大健闘した。ジェフ・ティーグは30得点、7アシスト、6リバウンド、0ターンオーバー、ポール・ミルサップは22得点、9リバウンドと、2人とも今シリーズいちのパフォーマンスを披露。前半だけで14得点を獲得していたホーフォードの退場が実におしい。
これでシリーズはキャブスが3勝0敗、ホームコートでファイナル進出を決めるチャンスを手に入れた。第4戦は現地26日に行われる。
Image via YouTube/NBA
ボックススコア:「NBA/Stats」