アンドレ・ドラモンドがスティールから華麗にワンマン速攻
今季のアンドレ・ドラモンドは、いろいろな面でサプライズを見せてくれる。まず昨季と比べて平均アシスト数が1.1から3.6に増え、フリースロー成功率も39%から63%に上昇。2018オールスターウィークエンドのスキルズ・チャレンジでは、予選で敗北したものの一発でスリーポイントショットを決めている。
そんなドラモンドが、今度は現地25日のホーネッツ戦で見事なボールハンドルからワンマン・ファストブレイクを披露し、観客を驚かせた。
ケンバ・ウォーカーからボールを奪ってビハインド・ザ・バックで抜き去ると、後を追ってきたマービン・ウィリアムズをクロスオーバーでかわし、力強いワンハンドダンクでフィニッシュ。ドラモンドのような典型的なビッグマンがガード選手のようなアジリティとテクニックでファインプレイを決めると、敵地でも大歓声が上がる。
なおドラモンドは、センターポジションとしてはオンボールでのスティールが非常に上手く、今季はステフィン・カリーやKCPと並んでリーグ9位となる1.6スティールを平均。ルーキーシーズンには、2ポゼッション連続でドリブル中のドウェイン・ウェイドからボールを奪い取る好守備を見せたことがある。
ドラモンドがファインプレイを決めたものの、この日の試合はホーネッツが終始ピストンズを圧倒して114-98で快勝。ウォーカーとドワイト・ハワードがそれぞれ17得点をあげ、合計7選手が二桁得点を獲得した。
▼ケンバはちゃんとドラモンドにリベンジ
敗れたピストンズは、ブレイク・グリフィンが20得点、ドラモンドが14得点/14リバウンドを記録。グリフィン獲得から最初の4試合に連勝し、新チームへの期待が高まっていたが、その後の6試合では1勝5敗と調子を落としている。
現在ピストンズは28勝31敗のイースト9位で、8位のマイアミ・ヒートから2.5ゲーム差。残り試合数を考えると、これ以上離されるわけにはいかない。
ボックススコア:「NBA」