敵チームのアリウープを無関心に見守るデマーカス・カズンズ
NBAのレギュラーシーズンゲームで、すべてのポゼッションを全身全霊でディフェンスするというのは難しい作業だ。特に試合後半で大量得点差をつけられている場合などは、ふと気を抜いてしまうこともあるだろう。なので、たった1つのプレーを取り上げてケチをつけるのはあまりフェアじゃないが、3日のゴールデンステイト・ウォリアーズ対サクラメント・キングス戦でデマーカス・カズンズがみせたディフェンスに、笑えるほど酷いシーンが1つあった。
チームのプレーオフ進出はすでに絶望的、しかもホームゲームの第3Q残り3分で17点ビハインド。集中力が途切れてしまう気持ちもわかる。もしかすると、タイムアウト明けのインバウンドプレーだったので、オフェンスとディフェンスを間違えたのかもしれない。しかし、仮にもチームの大黒柱がここまで脱力しきってしまうのはいかがなものか…。
とはいえ、この日のカズンズがずっと上の空だったというわけではなく、42分の出場でチームハイとなる26得点/11リバウンドのダブルダブルを記録している。ディフェンス面でも4ブロック、3スティールと大活躍した。
▼さすがのパワープレー
その一方で、試合中に不機嫌そうにしたり、やる気なさそうにしたりする場面も何度かみられた。カズンズのネガティブなボディーランゲージについては、以前から各地で指摘されてきたことだ。今季開幕当初はずいぶんとマシになっていたが、12月にチームがマローンHCを突然解雇して以来、再び悪い癖が少し出始めるようになった印象がある。
試合は、121対96でキングスの惨敗に終わった。
参考記事:「Bleacher Report」