デリック・ローズがディフェンダーの体を利用したセルフパスからレイアップ
現地5日のシカゴ・ブルズ対オクラホマシティー・サンダー戦で今季チーム最多得点をマークし、ブルズを勝利に導いたデリック・ローズ。
左眼窩骨折が原因で未だに視野がぼやけた状態らしいが、この日は25本中12本のFG、6本中5本のフリースローに成功。第2Q終盤には、ドライブからスティーブン・アダムスの背中にボールをぶつけて自分にパスを出し、イージーレイアップを決めるというクリエイティブなプレーをみせた。
キャリアで初めて3試合連続の一桁得点を記録するなど不調が続いていたローズだが、5日のサンダー戦でついにオフェンスのリズムをつかみ、29得点、7アシストをマーク。同点で迎えた残り時間4分からのクラッチタイムでは、ピック&ロールでミスマッチになったエネス・カンターを徹底的に攻めて10連続得点を挙げ、試合をテイクオーバーした。
方向転換のクイックさやリムでのフィニッシュ力はまだまだ取り戻せていないが、縦の動きは相変わらず速い。この日はジャンプショットの打ち方やショットセレクションも安定していた印象だ。
またブルズは、ジミー・バトラーが26得点、パウ・ガソルが11得点/10リバウンドのダブルダブルを記録している。
▼ローズとウェストブルックの対戦は2010年以来初
「今夜はとにかくアグレッシブにプレーするよう努めた。僕はまだリズムをつかもうとしている段階で、ゆっくりだけど戻ってきている」
– デリック・ローズ
一方のサンダーは、ケビン・デュラントが33得点、ラッセル・ウェストブルックが20得点/10アシストを記録。第4Q中盤の10点ビハインドから同点まで追い上げる奮闘をみせたが、正念場でブルズのピック&ロールオフェンスを止められなかった。
これでサンダーは3連敗を喫し、シーズン成績が3勝3敗となった。
ボックススコア:「NBA」